2022年春アニメSPY✖FAMILY

SPY×FAMILY、ダミアンを襲うアーニャの可愛さ。ミッション7考察

2022年春アニメ

ダミアンとアーニャの為のトモダチ作戦

 プランBのトモダチ作戦。それは政治家デズモンドに近付くため、父ロイド・フォージャーことコードネーム黄昏が考え付いた苦肉の策でした。つまり、娘のアーニャが星(ステラ)を8つ以上獲得して特待生になるのが無理っぽいから、何かないかと考えられた代案です。

 デズモンドには子供が二人いました。その次男ダミアンがなんとアーニャの同学年だったのです。クラス編成に細工をして同じクラスになるお膳立てまでは何とか成功しました。ところがアーニャはヨルさん直伝の右ストレートでダミアンを殴ってしまうという、衝撃の展開で終わったのが前回までです。

 今回は父の願いを心の声で知ったアーニャがダミアンに謝罪をしてトモダチ作戦の続行を狙う場面が主な展開になるのですが、ここで化学反応のイレギュラーが起こってしまいます。まだ、周囲には気付かれていませんが、あまりに衝撃的な出会いをしたせいで、ダミアンはアーニャに恋してしまったようなのです。

 ツンデレ全開のダミアンも非常に可愛らしい6歳児ですが、それを上回るアーニャの愛苦しさが絶えずダミアンを襲います。こうなってくると物語はどこに転がって行くのか、次回以降も非常に楽しみです。

アーニャは今まで逃げだしてきた

 今回、アーニャがポロポロと泣き出してしまうシーンがとても印象的なのですが、アーニャの様子を見ていると、今までこういう場面からたくさん逃げ出してきたのだろうなと、思ってしまいました。事実、超能力者を集めた研究所から逃げ出し、身を寄せた里親や孤児院を転々としてきています。

 これは心の声が聞こえるエスパーだということが大きいのですが、今回は学校や家庭でもそういう、心の声を聞いて嫌気がさしてしまうシーンがたくさんありました。実際、人の心の声、裏の顔が全部分かってしまったら、大人でも怖いですよね。それが幼稚園児くらいの年齢なら尚更です。

 ただ、今回のアーニャは逃げませんでした。それは、父の期待に応えたかったからです。アーニャはエスパーだから父の正体がスパイだと知っていますが、もう一つ、父とずっと一緒にいたいと心の底から願っています。

 そのために無理をして逃げださず、成長するアーニャがとても微笑ましくて、なんだかほっこりします。きっと、アーニャのそういうところが観たくて「SPY×FAMILY」を観てる人、多いでしょうね。

ロイドとヨルとアーニャとが。何気ない会話が伏線になって

 今回のお話は父、母、娘のバランスがとても良かったように思います。多感な時期で小学校に入学して娘のアーニャがいろいろ感じるのは当たり前なのですが、いきなり父親をやっている黄昏もまた、厳しい父親になり過ぎて反省する場面がありました。

 最近は成り行き任せになってきたとはいえ、元々が完璧主義のスパイですから、作戦の鍵を握るアーニャの成績に過敏になるのも仕方ないかもしれません。

 そして、それを諭すのが妻のヨルさんでした。実はヨルさんだけが仮初め家族の中で本当の家族が別にいるのです。みんな特殊だけど、ヨルさんだけは少しだけ、家族の在り方のようなものが分かっています。だから今回は、黄昏こと父ロイドと娘アーニャの架け橋になるような役割を、部外者だと遠慮しながら担っています。

 この、何気ない家族の会話が伏線となって次回の話に繋がっていくのですから、一言も見逃せないって気分になります。ヨルさんの弟が登場するという次回、楽しみですよね。

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いかがでしたか?
お届けしたのは、天衣無縫の調のさくらでした。
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