新年を祝う花びら餅とお鶴さんの過去
年が明けて、正月を迎えた緑松では、新年を祝う和菓子「花びら餅」の準備をしています。
予約分だけの販売でしたが、一人の男性が店で立ち止まっていました。
話を聞くと、亡き母が好きだった緑松の和菓子を供えたいということでした。
話を聞いた和はその男性のためにとある提案をします…。
その後、緑松の人々で山國神社へ初詣に向かうことになります。
また、次の日、緑松に来た常連さんの小梅ちゃんたちでしたが、なぜか「小梅」という名前で呼ばれることを嫌がっています。
その理由は、学校でも、名前をいじられてからかわれてしまったことから喧嘩になったということだそうです。そんな中、とある少女が「小梅さん」という人物を探して緑松に訪ねてきます。
今回出てきた和菓子
今回出てきた和菓子は、「花びら餅」と「未開紅」の二つでした。
まず、花びら餅は、平安時代、宮中で長寿を願う新年の儀式に、大根や猪、押鮎などを食べる習わしがあり、江戸時代にそれを模した菓子が広まったのが由来とされています。
明治時代からは茶道のお菓子としても親しまれるようになり、京都で長く食べられてきているそうです。餅とごぼうという一見、合わなさそうな組み合わせですが、意外にバランスが良くとてもおいしい和菓子です。
次に、「未開紅」は、開花の時期に、先遅れる梅のつぼみの様子を表現している和菓子です。
梅をテーマにした和菓子はたくさんあって、日本人にとって梅は和歌に詠まれるほど大切な花とされています。また、迎春菓にふさわしい和菓子としても知られています。
第十話の感想・まとめ
今回出てきた小梅ちゃんは、緑松の従業員、お鶴さんのお孫さんでしたが、探していた「小梅さん」という人物は別の人でしたね。
実は、お鶴さんは、昔、芸者をやっていた時があり、その時に使っていた名前が「小梅」ということでした。ということで、少女が探していた人物は、お鶴さんだったんですね!
探していた理由としては、芸者をやっていた時に付き合っていた人と、相手方の母から強く交際を反対され、逃げるように分かれたときに置いて行ってしまった髪留めを、動けない祖父の代わりにお孫さんが渡すために持ってきてくれたということでした。
小梅ちゃんのお母さんは、芸者をやっていた母にあこがれを抱いていて、娘に小梅という名前をつけたんですね!からかわれ、呼ばれるのも嫌になっていた小梅という名前でしたが、梅は清らかという意味を持つということを知り、最終的には自分の名前を好きになっていてくれてよかったです。
次回、第十一話「よきかな」も楽しみですね!
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いかがでしたか?
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