昌平君は予感と共に本当に
今回のお話では、遂に秦(しん)国の軍総司令を務める天才軍師・昌平君(しょうへいくん)が呂不韋(りょふい)の元を離れ、大王側、つまり嬴政(えいせい)の味方になるという、衝撃の展開が待っていました。
元々、合従軍との戦いのあたりで、戦いに勝つのは無理と諦め、大王の首をお土産にして降伏してしまおうとした呂不韋と、最後まで戦い、自ら前線で城を守ろうとした嬴政という図式に分かれた時、昌平君は密かに嬴政の味方をしてくれました。
呂不韋がその才能を見込み役職に抜擢したのが昌平君が出世する始まりだったのですけど、その恩よりも国の為に動いているのはどちらかを考えた時、この思い切った鞍替えとでも言うのでしょうか?呂不韋を離れ、正式に嬴政の味方になるという選択が高らかに宣言されました。
これにより、形勢は大きく動きます。本当、衝撃的な昌平君の行動でした。
呂不韋の器
いつも飄々として余裕たっぷりの呂不韋にしては珍しく、今回は目を見開き、声を低くし、怒りの形相を見せる場面がありました。
それだけ、天才軍師・昌平君の裏切り、いえ寝返りはショックだったのでしょう。
ただ、その一方で直ぐに立ち直り、昌平君を筆頭にした呂氏四柱とは、全て呂不韋という人物を飾る装飾だったと言い張りました。
既に嬴政との長い政争の決着は咸陽(かんよう)の戦いに委ねられています。
毒(あい)国、それに呂不韋に与する反乱軍が咸陽を落とせば呂不韋の勝利。蕞(さい)に用意した反乱討伐軍が勝利すれば嬴政の勝利です。
その結果を待つ間、嬴政に対し「天下」について話をしようと呂不韋は持ちかけます。
昌平君をして、秦国の歴史の中でも3本の指に入る丞相(じょうしょう)、つまり政治家であり官僚だったと語る傑物が呂不韋です。
商人出身で、ひょっとすると嬴政の本当の父親?という噂まである大人物。ここにきて、その器の大きさは未だ測れません。まさに、嬴政にとって最初にして最大の敵なのです。
信の激。士気を盛り上げ、心を燃やす
咸陽の最終決戦には我らが飛信隊も参加しています。
ただ、信たちが到着した時には、既に咸陽の中に反乱軍が侵入していました。予想以上のスピードです。
この辺りが、さすがに呂不韋が関係している反乱。細かいところまで抜かりがありません。そして、都である咸陽の中にいる人間は、後宮の宮女たちがその典型ですけど、戦には縁のないような人々です。
武器も持たず、攻め込まれた事もなく、兵士が攻めてきたら逃げまどうしかありません。
そして、呂不韋が王になる為に邪魔なのが、王族の人間。それも真っ先に狙われるのは、国王である嬴政の子供たちです。
その事実に気付いた信が蕞の民兵や飛信隊の仲間を鼓舞します。このシーンがなぜだか私には印象に残っているんですけど、多分、怖い怖い戦場のような場所で、ちゃんとした理由で戦う信のような人の思いに応えたい。一緒に戦いたいと、そういう気持ちが物凄く飛信隊の面々や蕞の民兵の気持ちに共感できたからだと思います。
ただ、反乱軍3万人に対し討伐軍は1万人。苦戦は必至の状況です。この戦いにもう直ぐ昌平君が駆け付けます。早くそのシーンが見てみたいものですね。
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いかがでしたか?
お届けしたのは、天衣無縫の調のさくらでした。
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