フォージャー一家の家族サービス
今回のお話の舞台は、何とお城です。名門イーデン校に娘のアーニャが合格したお祝いに無理を聞いてあげて壮大なお姫様ごっこをしてあげるという、微笑ましいお話です。
気になるその舞台なんですけど「SPY×FAMILY」の世界の元になっていると言われるドイツには600以上のお城があるそうなんです。中でも有名なのが観光スポットにもなっている三大名城。
一番有名なのはノイシュバンシュタイン城。あのディズニーランドにあるシンデレラ城のモデルになったお城なんです。特徴としては要塞のようなお城ではなく、王様が現実を忘れて休暇を取る為の別荘のような特徴があります。
他にホーエンツォレルン城とバイデルベルク城を加えて三大名城と言うらしいんですけど、今回の舞台となった架空のニューストン城は、どれか一つと言うよりも、この3つのお城の良いところ取りをした架空のお城なのではないかと思われます。
幻想的で豪華。広くて鮮やかで、本当に舞踏会が開かれそうな素敵な場所で、疑似家族が本当の家族のように楽しむのです。
いばら姫の名を持つヨルのこだわり
今話では酔っ払ってしまってほとんど良い場面のない妻で母役のヨルさんなんですけど、途中に妄想しているシーンで結構大事な事を言っていました。
「罪なき者を手に掛けてはいけません」
隠し事だらけのフォージャー一家で、妻のヨルさんはコードネームいばら姫の名を持つ殺し屋だという事を隠しています。凄く純粋な面を持つ彼女が殺し屋だという事実が凄いギャップなんですけど、この言葉に彼女が何より仕事を大事にしている理由が詰まっているような気がします。
ヨルさんが殺すのは、罪を犯した人なのです。幼少期からずっとその為の特殊な訓練を受けている様子なので、店長と呼ばれる存在から来るその命令に対して罪の意識や余分な感情は一切持っていないようです。ただ、ひたすらに任務をこなす事が正義だと思っているのでしょう。
いずれ、ヨルさんの過去は明らかになると思います。
どうしてそんな境遇なのか?
仕事に対して何も感じていないのか?
そして、東国(オスタニア)の愛国者である組織の一員であるヨルさんは、敵国である西国(ウェスタリス)のスパイである夫のロイドと戦わなきゃならない宿命だと。
今から、その先の未来を考えると胸が苦しいです。きっと物語が進めばその時は訪れてしまう。だけど、やっぱり戦ってほしくない。仮初めの夫婦に残された時間は、始まったばかりなのに決して長くない事を予感してしまうと胸がざわつきます。
娘アーニャが口にする「ワクワクがいっぱい」
人の心を読める超能力者のエスパーだからこそ、一番人の心の怖さ、醜さに触れる機会が多いのが娘のアーニャです。
アーニャは不思議な娘で、彼女だけが全てを知っています。父がスパイだという事も、母が殺し屋だという事も。その上で、子供らしい、とても無邪気な振る舞いをしてみんなを引っ掻き回す様は、ひょっとすると養子になる子供によく見られる特徴なのかもしれません。
里親を得て養子になる子供は、自分がどれだけ愛されているか、どれだけ甘えて我ままをして良いのか、新しい親を試す時期がくるといいます。
そんなアーニャだからこそ、可愛く無邪気にロイドやヨルさんに甘えているところを見るとホッとします。今回は最後に
「ワクワクがいっぱい」
と、お城でのイベントに満足したアーニャが父に言います。それは思わず、良かったねと言いたくなるような素直さで、アーニャがいつまでも自分らしく無邪気なままでいられますようにと、願ってしまいたくなります。
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いかがでしたか?
お届けしたのは、天衣無縫の調のさくらでした。
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