映画公開、アニメ再放送、来年にはアニメ第二期!? と熱が上がり続ける「呪術廻戦」!
今日は最新話について考察していきます♪
最新183話までのネタバレを含みますので、まだ見ていない方はお気をつけくださいね。
秤の領域展開は、やっぱりギャンブル!!
注目された秤の領域展開は、やはりギャンブル、そして以前から話題になっていたコンプラ違反覚悟のパチンコでした。
今回のお話は、少年誌らしからぬパチンコの説明が繰り広げられましたね。
ニューテクと絡む術式の典型と言われていた事、電車の自動ドアのようなもの、どちらも今回、明らかになりました。
「CR私鉄純愛列車1/239バージョン」というパチンコ台が、秤の領域展開「坐殺博徒」で繰り広げられました。
ルーレットのように回る数字と物語の世界観が融合するパチンコならではのもの、とのことです。
今までの最終奥義である領域展開の場面からは想像できないようなトリッキーさですね。
もちろん物語の流れにもびっくりしましたが、そもそも作者である芥見先生がどうして秤金次というキャラクターをそこまで重要視しているのでしょうか?
実は、物語序盤から想定済み?
実は秤金次という名前は、物語のかなり序盤である第11話で登場しています。
五条悟が教師になった理由として自身の夢を語るシーンです。
「腐ったミカンのバーゲンセール」である呪術界をリセットする為に「強く聡い仲間を育てること」
その中で3年の秤と2年の乙骨は自分に並ぶ術師になると語っています。
そして、やっとの初登場が153話です。芥見先生、焦らしますよね。
しかも最初からギャンブラーを描くつもりで待機させていたキャラクターと思われることが発覚しましたので詳しく解説していきますね。
やっぱりギャンブラーを書く気満々だった芥見先生、うっかりミス発覚!?
まず、2021年1月に放送された「漫道コバヤシ」のインタビューで、芥見先生自身が秤の術式はコンプライアンス違反になる可能性がある事を暴露しています。
そしてなんとパチンコが18歳未満禁止であることを意識して、秤を中学時代に留年しているという設定にこっそりと変更しているんです。
というのも、2021年3月発売の公式ファンブックで、秤についての
「少し老けて見えますが、留年してますか?」の質問に対して
「していません」と芥見先生は答えています。
ところが、第154話で星綺羅羅により、秤が中学で留年していることがサラッと明かされているんです。
この時点で芥見先生はコンプラ違反を覚悟に、秤の領域展開の発動を決めたのかもしれませんね。
なぜ、パチンコなのか? 領域展開からわかる秤の重要性!
さらに数あるギャンブルの中からパチンコが選ばれた理由ですが、これは芥見先生自身がパチンコが好きで、その興奮と面白さを「呪術廻戦」に導入したいと考えたからではないでしょうか?
パチンコは端的に言うと、同じ数字が3つ揃うかどうかという勝負です。
そこに物語の要素とキャラクターを融合させ、数字が揃うかどうかに一喜一憂する。
今回は大当たりが出るまでのお話でしたが、ルールに時短機能がついている事から、次回からはスピードを上げて展開を早くし、秤も相手も数字の動きに翻弄されていくスリリングな展開が予想されます。
さらに、前回もお話ししましたが、秤の呪力はザラついていて、めちゃくちゃ痛いそうです。
これは、パチンコによって数字が揃うさまを見ている心が、期待と落胆によって激しくアップダウンすることに関係しているのではないでしょうか?
つまり、秤は常に心の中で、平坦ではなく起伏の激しい世界を描いているので、それが攻撃にも反映され、呪力がザラついていると考えられるのです。
そして、呪術廻戦において、心の中は「生得領域」(しょうとくりょういき)と言い換えることができます。
そんな「生得領域」を現実世界に構築してしまうのが、最終奥義「領域展開」ですね。
さらに、他の主要キャラクターを見て行くと、かつて作中で「誠心」と例えられた主人公の虎杖悠仁。
元々いじめられっ子で、「純愛」を表現した乙骨勇太。
このように一言で形容され、その言葉のままキャラクターが表現されているシーンが呪術廻戦には多くあります。
では秤はどうでしょうか?
「最強」すぎて危うさには欠ける五条悟では表現しきれない、成功と失敗が背中合わせという危険な「熱狂」を描く術師として、秤は今後も重要なキーパーソンになってくるでしょう。
そこで、そんな重要なキーパーソン、秤についてさらに振り返ってみましょう。
改めて、秤金次について詳しく考察!
- 賭け試合の主催者になって、胴元になるという不良っぽさ
- 試合では八百長用の脚本を採用するという、ずるがしこさや腹黒さ
- 伏黒が禪院家の当主だと知れば、目を輝かせて擦り寄る嫌らしい一面
- 義理人情に厚そうで、冷静さよりも人間の熱に忠実
- 感じた熱には嘘をつけない実直さ
そうなんです。秤は僅かな登場だけで、既にこれだけの個性を発揮しているんです。
そして、状況次第では敵に回ってしまうかもしれない危険な香りや危うさはもちろん、虎杖、伏黒、乙骨らが持っていないしたたかさ、しぶとさ、人間の持つべき生きる事への執着のような泥臭さも持ち合わせているように思います。
「自分を大切にできない人は、他人も大切にできない」はよく聞く言葉ですよね。
術師は死を覚悟する職業とはいえ、この言葉の大切な要素が、呪術廻戦の登場人物達には欠けているように思うんです。
だからこそ、これから最後の戦いを生き抜く上で、秤という存在の重要度がどんどん増してくると、私は予想しています。
他のキャラクターが持っていない価値観と個性だからこそ、これからの物語で秤は重要なんです。
物語もいよいよ佳境に入ってきたということでしょうか?
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いかがでしたか?
お届けしたのは、天衣無縫の調のさくらでした。
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