アーニャがガンバる理由。意外と健全な親子関係
今回は完全にアーニャの回で、小学校の体育の授業で行うドッジボールが大半を占めます。当然、PTAになる父のロイド、母のヨルさんの出番は少なくなるのですけど、アーニャがガンバる理由が、父に喜んでもらいたいから。そのために一緒に練習するのが運動の得意な母のヨルさん。なんだかこういう関係、凄く健全な親子関係のように感じました。
父は本業がスパイらしく、考えていることにも二面性があるのだけど、母と娘は今回、父の役にたちたい、家族の役にたちたいという理由でガンバり、張り切るのです。
ヨルさんは以前にも、こういう感じでアーニャにお母さんらしい事をしてやりたいと張り切った事がありました。苦手な料理を作ろうとしたり、身を守る方法を教えたり。
アーニャにとっても、特訓は母に受けるものという感じが定着しつつあり、本当に一日ごとにこの仮初め家族は本物の家族になっていくように感じます。
実はアニメも残り数話となってきて、今から終わってしまうのが非常に悲しいのですけど、この家族の絆はあと数話でどれだけ強くなっていくのでしょう?
真剣なほど面白いヘンリー・ヘンダーソン先生
イーデン校入学試験の面接の時にフォージャー家を担当した先生たちは寮長クラスと呼ばれ、他の先生たちより格上の存在のようです。その中でも
「エレガント!」を口癖にし、品格を重く見るヘンリー・ヘンダーソン先生は、アーニャが入学する上でとても重要な存在だったと思います。
このヘンリー先生は66歳という設定で、しかも寮長クラスなので、初等部、つまり小学生を相手するのは異例の事のようなんですけど、その巡り合わせのお陰でアーニャのクラスの担任になる事になりました。
そして、「SPY×FAMILY」の世界ではよくある場面なんですけど、真剣になればなるほど、面白くなってしまうキャラクターの一人です。絶妙に空回るというか、微妙に勘違いしてしまう。
ただ、寛容さと厳しさを絶妙の加減で使い分けるこの先生でなかったら、変に忖度して、個性豊かなアーニャのクラスを導けないのではないかと、思います。この先生が嵌り役な分だけ、進級したアーニャたちが新しい先生とどんな関係になるのかも見てみたいですけどね。
アーニャとダミアンの関係は予測不能
メインの話となった他のクラスとのドッジボール対決では、男女混合という事もあり、父の標的の息子であるダミアンとアーニャが共闘する事になるのですけど、そこに集まるエリートの層の厚さに東国(オスタニア)きっての進学校だという事を改めて感じます。
だから主席とか、星(ステラ)を獲得して特待生になる事を小さいのに意識しなければならないダミアンは、随分と追い詰められているように感じるのですけど、その一方で、完全にアーニャに恋してしまっています。
この辺が絶妙の展開なんですけど、アーニャは人の心が読めるけど、基本的には言葉にした思いを読み取る事が得意なんだと思います。だから、直ぐにダミアンの自分に対する好意に気付きそうなのに、彼が心の中でもはっきり言葉にしていないから、その好意はまだアーニャに届いていません。
そんな不器用なダミアンがアーニャを助ける場面がとても印象的だった今回、そう遠くないうちにアーニャはダミアンの好意を知る事になるでしょう。その時、二人の間でどんな物語が描かれるのか、ちょっとキュンとする展開が楽しみです。
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いかがでしたか?
お届けしたのは、天衣無縫の調のさくらでした。
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