11話では物語の全貌、本当のレオの望みが明らかになります。
第2回カクヨムWeb小説コンテストファンタジー部門で大賞を受賞した「勇者、辞めます〜次の職場は魔王城〜」。
人類の庇護者レオの心に何が起きたのか?本編でチェックしてみてくださいね!
人類を守り続けてきたレオの心に何が起きたのか?
今回はエキドナが仕掛けた対勇者拘束呪 ( アンチ・レオ )がレオの元に迫る所から始まります。
これは勇者の能力を抑え、動きを止めるというエキドナの切り札です。
前回、シュティーナに時間稼ぎを頼んだのはこの呪文を唱えるためでした。
エキドナはなんとか呪文を唱えましたが、四天王と交戦してなお無傷なレオには呪文を避けることは容易なことでした。
ですが、レオはこの呪文を避けようとはしませんでした。
ここで物語は過去回想に移ります。
この過去回想が今回の一連の物語の核心です。
レオは何故、自分が下した魔王軍に加入しようと考えたのか?
何故、魔王たちの信頼を得た後に魔王たちに戦いを申し込んだのか?
何故、呪文を前にして足を止めたのか?
全ての謎がこの後に明らかになっていきます!
その前に、もう一度本編を見て確認して復習するのもいいかもしれません♪
レオの過去、そしてレオの心に起きたこと。
その大まかなあらましは今までに明らかになったものと大きく変わりはありません。
人類を守るというレオの使命は、人類に危機が訪れている時でなければ、生きる意味を見いだせないという矛盾を抱えたもの。
過去にレオと関わったインプのエイブラッドは、彼に
「辛くなったら使命なんて忘れて新たな生きがいを見つけろ」
と諭しました。
しかし、レオにはそうすることが出来なかったのです。
彼はエイブラッドが危惧した通りに、「人を守る」という使命に振り回されて、平和な世の中に生きがいを見出すことが出来なかったのです。
そして、レオはとある間違った選択をしてしまいます。
それは、レオ自身が人類の危機を産みだし、自分でその危機を解決するというものでした。
しかし、すぐにレオはその選択肢が間違っていたということに気づきます。
過ちを冒してしまう前に踏みとどまったレオですが、その結果、彼は新たな使命に苦しむことになります。
レオの使命は、人類に対する危機から守るということ。
人類に対する危機。それは、レオ自身。
もはやレオの人生の使命は、彼の人生を終わらせるために機能するようになってしまったのです。
そのことを悟ったレオは、自身の目的を達成するために行動を起こすことを決めたのです。
そして、物語は冒頭へと繋がっていくのです。
このことを踏まえた上で、物語を初めから見直すと、新たな発見があるかもしれません♪
そして物語はクライマックスへ!
今回はとうとうレオの目的と決意、そして矛盾が明らかになりました。
彼は他の追随を許さない強者として魔族や人類の上に立つ人物です。
そんな彼が陥った矛盾は、自分の生きる目的のために自身を滅ぼすというものでした。
彼はそれが本当は間違っていると知っていながらもその目的のために動かざるを得ません。
だからこそ、彼は苦痛の表情を漏らしながら、四天王の前に立ちふさがったのです。
今までの物語で四天王は、レオという強者の導きによって道を正すことが出来ました。
しかし、その方法では他の追随を許さない圧倒的強者であるレオの道を正す者は誰もいません。
だからこそ、彼は自分の権能を用いて、自分の運命を決めてしまったのです。
しかし、本当にそれで物語は終わってしまうのでしょうか?
エキドナ、そして四天王は本当にそれですべて良しとしてしまうのでしょうか?
それは次回の最終回で明らかになるものと考えられます。
クライマックスに向けて、今までの話をおさらいしておいてもいいかもしれません!
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いかがでしたか?
お届けしたのは、天衣無縫の調のさくらでした。
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