12話ではとうとう物語がフィナーレを迎えます。
第2回カクヨムWeb小説コンテストファンタジー部門で大賞を受賞した「勇者、辞めます〜次の職場は魔王城〜」。
レオが仕掛けた計画はどのような結末を迎えるのか?本編でチェックしてみてくださいね!
レオの選択
今回の話はレオがエキドナの乾坤一擲を食らって倒れ伏している所から始まります。
倒れているレオの胸には大きな傷口があり、その中に小さな輝きがありました。
この物語のキーアイテム、賢者の石です。
これこそレオが魔王軍を支えながら、最後には四天王と魔王に牙をむいた理由です。
賢者の石は強大な力を持つ秘宝です。
レオはその賢者の石を動力源としているうえに、一度受けた攻撃を覚えて対処する「超成長」という能力も兼ねそろえています。
なのでレオは生半可な攻撃では賢者の石が露出することはありません。
だからこそ、彼は魔王として振舞い、エキドナに本気で攻撃されなければいけなかったのです。
そしてレオが目論んでいた通りに、彼はとうとう倒れることに成功したのです……。
前回の魔王として振る舞うレオが見たい方は、是非こちらで確認してみてください!
四天王とエキドナの選択
とうとう四天王とエキドナはレオの本心を知りました。
「人類を守る」という使命を果たすために、平和な世界に人類の危機を呼び込もうとしたこと。
すんでの所で踏みとどまったものの、もはや自分こそが人類の危機に成り下がってしまったということ。
魔王軍にはエキドナが「人類を守る」という使命、そして賢者の石を託す相手たるかを確かめにきたということ。
全てを語ったレオは、エキドナと四天王に賢者の石を抜き取るように言います。
しかし、彼らはそうはしませんでした。
今までレオに助けられてきた四天王は、レオにどのような思いを抱いているのか?
魔王エキドナはどのような選択をするのか?
レオの選択はどのような結末を迎えるのか?
それは、あなた自身の目で確かめてください!
使命を捨て、それでも物語は続く!
12話に渡るレオと魔王軍の物語もとうとう終わりを迎えました。
振り返ってみれば、この話は勇者レオによる壮大な終活の物語でした。
レオはこれまで三千年を生きてきた比類なき存在です。
全ての計画が彼の独断で進んでしまうということは、仕方のないことでした。
しかし、レオが作中でも言っているように、計画外のことも多く起きました。
幼い考え方をしていると思っていたリリが、自分で協力することの大切さに気づいたこと。
コミュ力に問題があると思っていたメルネスが、レオの本質に迫ったこと。
他の存在と対話し、関係を築くということはいつだって計画通りにいきません。
だからこそレオは自身の本当の望みに気付いてしまいました。
そして、そのことがこの物語の大団円に繋がっていくのです。
レオは自身の使命を捨てました。
しかしこの後もレオの人生は、物語は続きます。
今回の12話は、全三巻の原作のうち一巻に該当します。
まだ2期があるかどうかは分かりませんが、いつかまた、レオ達に会えるかもしれません。
その日までは、こちらでレオ達の活躍を見返すのもいいかもしれません♪
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いかがでしたか?
お届けしたのは、天衣無縫の調のさくらでした。
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