生き残ったオーガたち
ソウエイは、ベニマルやシュナたち同様、オーク(大豚族)にオーガ(大鬼族)の里を滅ぼされ、生き残った六人のうちの一人です。
オーガ(大鬼族)の時の体格は、クロベエ、ベニマルについで背も高く、角も立派でした。
己の力に自身があったのか、初対面のリムルに対して、スキルなどの能力は使わないで、二本の刀だけで仕掛けます。
しかし、圧倒的なリムルの能力『身体装甲』により、剣は弾かれ粉々に。
ソウエイの体は近くの木に吹っ飛ばされ、一発もリムルに技を入れることが出来ませんでした。
その後、リムルを『仮面の魔人』と勘違いしていた誤解もとけ、『オーク討伐』が終わるまでの間、リムルの配下になることが決まります。
主となったリムルに『名づけ』をしてもらったオーガたちは、ネームドのある魔物として進化を遂げるのでした。
進化によるスキルの向上
リムルの『名づけ』により、「ソウエイ(蒼影)」という新たな名を貰い、種族も『大鬼族(オーガ』から『鬼人(キジン)』になりました。(キジンとは、オークの中でも稀にみる上位種族)
体格は、進化前に比べて一回りほど小さくなりましたが、内に秘めている魔素量は格段に上昇し、『名づけ』をしたリムルでさえ、驚くほどになりました。
さらに、ソウエイは鋭い目つきから、切れ長の目をしたイケメンに。
向上したのは見た目だけではありませんでした。
ソウエイは進化したことにより、己の分身体を数体作るスキルを獲得したようで、ゴブリン村の周辺を『偵察』することが可能となりました。
加えて、『オーク』に関する、今後の進路予想(リザードマンの湿地帯)や、20万人という圧倒的な数など、リムルたちの会議に必要不可欠な情報を得ることができたようです。
ソウエイは、他の種族とリムルが直接交渉する前の、窓口にもなっています。
「転生したらスライムだった件 第11話ガビル参上!」にて、『ドライアドのトレイニ―』がソウエイの分身体に接触を測り、リムルとの交渉許可を取っているシーンがあります。
リムルが直接会って「相手側からの危害が無いよう」にというソウエイの配慮なのではないか、と私は思いました。
リムルが認める、仕事ができるイケメン!
リザードマンと同盟を組もうと考えるリムルでしたが、アホっぽさ全快のガビル(使者)を思いだし、躊躇します。
そんな困り果てたリムルを見かねたソウエイが、リザードマンの首領と直接会って交渉する任務を自ら買って出ることに。
仕事への行動力が早いソウエイに対して感動し、言葉遣いがオバちゃんっぽくなるリムルの感激シーンが面白いです。どことなく、ソウエイのイケメン度も増しているように感じます。
リザードマンの湿地帯に赴いたソウエイは、交渉を進める前に己の強さを誇示し、主であるリムルと同盟がスムーズに行えるよう話を付けます。
『森の管理者・ドライアド』からの依頼を請け負っていることや、『名づけ』によるキジンへの進化をも交渉の道具として、いかに主であるリムル・テンペストに、オークロードを倒す『力』があるかをリザードマンの首領に示す、ソウエイの巧みな話術に関心しました。
ソウエイは基本的に、表情は不愛想です。(ベニマルと話している時は、微笑むときもある)
しかし、頼まれた仕事をしっかりと取り付ける力は、戦闘以外でリムルを助ける力の一端なのだと感じました。
ソウエイのスキル・アーツについて
能力名 | 能力の内容 |
分身体(アーツ) | 己の分身を複数作り出す |
粘鋼糸(ネンコウシ) | 粘着性の糸と鋼の硬さを持った糸を自在に操る |
隠密者 (シノブモノ) | スキルの効果は「思考加速」「超加速」 「一撃必殺」「隠密」があります |
操糸万妖斬 (ソウシバンヨウザン) | ユニークスキル『隠密者』から「一撃必殺」の効果を付与した、 スピリチュアル・ボディーまでも切り刻む粘鋼糸 |
操糸妖縛陣 (ソウシヨウバクジン) | 粘鋼糸を張り巡らして、相手の行動の自由を奪う |
操妖傀儡糸 (ソウヨウカイライシ) | 脳から伝える神経網に妖糸で接触して、 対象を思い通りに操る |
影移動 (カゲイドウ) | 影の中を移動することが出来ます |
オーク戦にて、ソウエイはリムルとは別行動を命じられます。
捕まっているリザードマンの首領を助けるという任務により、彼らを助けるべく、粘鋼糸を張り巡らし、オークの自由を奪い次々と倒していきます。
ソウエイの鮮やかすぎる攻撃の後ろ姿に、リザードマンの親子の『顎が外れるのでは、目が飛び出るのでは』という、顔芸のような驚き方が面白いです。
ソウエイとソーカの気になる関係
リムルがオークロードを倒したことにより、他種族による同盟が『ジュラの森大同盟』が組まれることになります。
リザードマンもその同盟の仲間入りをします。
リムルの同盟に加わったことで、ガビルの妹は『ソーカ(蒼華)』という名前を貰いました。
他にも、ソーカの部下たちにも『名づけ』を行い、リザードマンからドラゴニュートへと進化します。
姿も、兄ガビルとは違い、人間そっくりの姿になります。(角と羽は出し入れ可能のよう)
そして、進化後はソウエイの配下に加えられ、ビシビシ鍛え上げられます。
カリュブディス戦では、ソウエイが『操妖傀儡糸』というスキルを使い、メガドロンの同士討ちをさせ、その後の始末をソーカたちに任せるという信頼関係が、築かれつつあります。
「転生したらスライムだった件」では、ソーカのソウエイへの思いは『憧れ』に近いものがあると思います。
一方、スピンオフシリーズ「転スラ日記」では、ソウエイへの『憧れ』と『好意』が存分に表に出ている、可愛らしいソーカがいます。
『転スラ日記 第4話 「水着で一日」』では、同郷であるシオンやシュナのソウエイについての詳しい話を聞いて、しゅんと落ち込む姿のソーカが見れたり、ソウエイが「配下の中で一番の手練れだ」とソーカを褒めるシーンも見られます。
そして何より、ベニマルからの「気に入った奴ほど、追い詰めるよな」という発言に、「愛が深いといえ」と返すソウエイの言葉。
シュナやシオンに揶揄われて、泣きべそをかいているソーカを想像したあとに出たソウエイの言葉だったので、ソーカは、ソウエイにとって頼りになる部下であり、お気に入りの位置にあるのでは、と思いました。
「転生したらスライムだった件」でも、今後のソウエイとソーカの関係に注目していきたいですね!
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いかがでしたか?
お届けしたのは、天衣無縫の調のさくらでした。
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