【不合格】を言い渡された一護
三日三晩『浅打』との戦いで、二枚屋王悦から【合格】を言い渡されたのは恋次だけでした。
納得がいかない一護は、猛抗議。
「俺は、まだやれる」
気持ちは折れていない一護でしたが、合格の基準が『浅打』に選ばれるかどうかということ。
このことにより、恋次は『死神』であり、一護は『死神』ではないということ。
突きつけらえた「お前は家に帰れ」という、王悦の非情な言葉。
加えて、「戸魂界にも二度と立ち入るな」斬魄刀を持たないただの人間に立ち入る資格はないという厳しい言葉も。
一護を強制的に帰らせた王悦。
そこには、『浅打』に選ばれなかった、『浅打』無しで戦ってきた今までが、どれほどの事なのかを理解させるために、自分のルーツを今一度『知る』ために、現世に戻らせたということでした。
『浅打』を持たずして、自分の斬魄刀を目覚めさせた死神は、誰一人としていない。
王悦が言い放った言葉の真相とはいったい、どういうことなのか。
一護の魂のルーツとは?
死神の姿で一護の前に現れた父、黒崎一心。
一護の折れた斬魄刀や卍解のこと、零番隊の王悦に追い返されたことなど、全てを知っていました。
そして、父・一心から告げられた、一護のルーツ。
「お前は死神じゃない、ただの人間でもない。お前の母さんは……」
一護の母、黒崎真咲は『滅却師』だったのです。
【黒崎真咲】
純血統の滅却師であり、黒崎家の最後の生き残り。
そして、同じく純血統の家系の石田家で養われ、婚約者はあの”石田竜弦”でした。
滅却師としての実力は高く、強い正義感の持ち主でもありました。
「今日できることをやり逃さないこと」
滅却師としての仕来りを気にせず、自分の思いに従って戦う黒崎真咲。
父・一心と母・真咲の出会いは、当時の護廷十三隊の十番隊隊長だった”志波一心”(後の黒崎一心)と、同じく死神だった藍染惣右介たちの手で生み出された【実験体】人造虚のホワイトとの戦闘時でした。
雨の日に現れる虚。
全身を黒い鎧をまとった虚と戦う一心に、助太刀する形でした。
ホワイトの素早い動きに対し、己の体を餌にして捕まえるという手段。
婚約者である竜弦から「自分の体を大切にしてくれ」と言われていたのは、こういう行動があったからなのかもしれません。
死神に対する思いの変化
躊躇なく自分の体を差し出し、虚を倒した真咲。
しかし、敵であるホワイトも一筋縄ではいかず、最後は【自爆】という選択肢を選びました。
すかさずホワイトと真咲の間に入り込み、真咲を庇った一心。
その時に負った傷は痛々しく、真咲の表情も曇るほどでした。
一方、傷を負った一心は、真咲に警戒させないためなのか、ヘラッと笑いながら話す姿は、一つの優しさなのかな、とも思いました。
死神に『滅却師』を知られた時の反応を気にする真咲でしたが、自分を庇てくれた一心に対しては真剣に目を見て名乗りました。
そして、そんな真咲の表情を正面から見ていた一心は、彼女の『何か』を感じ取り、真咲が気にしていた反応とは違った「生で滅却師が見れて、得した気分」とニコニコ笑顔での対応でした。
真咲の中で、死神に対する思いが変わった瞬間でも、あったと思います。
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お届けしたのは、天衣無縫の調のさくらでした。
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