【封じられた滅却師の王は、
900年を経て鼓動を取り戻し、９０年を経て理知を取り戻し、9年を経て力を取り戻す】
9年前、『滅却師』としての力が健在だった一護の母・真咲は、
グランドフィッシャーを滅却師の力で倒すべく立ちはだかった。
しかし、ユーハバッハによる『聖別』により、力を奪い取られてしまい、一護を守って命を落とす形に。
すべての出来事の原因が、【ユーハバッハ】にあると知った一護は、
新たな決意と共に戸魂界へ戻ることに！！
自分の魂のルーツを見つけた一護
現世に戻り、自分の出生について父親から明かされた一護。
自分の中にある『死神の力』のこと、『滅却師の力』のこと、『虚の力』のことを全て知ることで、数々の『浅打』の中[から【ただ一つ】を選ぶことが可能に。
そして、始まった二枚屋親衛隊と王悦の『斬魄刀』づくり。
一護が触ったとたんに白くなった『浅打』の理由、それは、一護の中にいた『虚』そのもの。
『虚』＝『一護の斬魄刀』
では、今まで一護のピンチの時に助けてくれていた、もう一人の人物の本当の正体とは？
一護の中の内側で、斬魄刀のフリをしていた『斬月』という男ことを。
「チャンイチ、君はその男のことを知っている」
王悦が、一護に逃げ場がなくなるように、現実を突きつけます。
「つい最近、実際に、その目で、戸魂界を蹂躙しつくした『敵』として！！」
一護もまた、気づかないよう、考えないようにしていました。
どうして最初にユーハバッハの元へ行ったのか、どうしてユーハバッハを一番重要な敵だと思ったのか、そしてユーハバッハを初めて見たときに【誰かを思い出そうとしたのか】を。
一護の力の根源、ユーハバッハであり、ユーハバッハではない者
一護の『滅却師』の力の根源、それが『斬月』と呼ばれていた男の正体でした。
男の見た目は、滅却師の王である、ユーハバッハそのもの。
ただ、中身はどうなのか？と、問われると、ユーハバッハとはまた違う存在のようでした。
「敵ではない、味方でもない。だが、言葉にも嘘はない。お前に名乗った『名前』以外は」
男は語ります。
「一護に『死神』になっては欲しくなかった」と。
『死神』になってしまえば、戦いに巻き込まれ、一護が傷つくこととなるだろう、苦しむだろう。
そして、いつかは滅却師の王『ユーハバッハ』として、一護を殺さなくてはいけなくなる。
そのめに、本来、一護の中にある『虚』の力を抑え込み、自らの力を一護の中心に居座ります。
男の中では、『死神』＝『殺す存在』と、思っていました。
しかし、一護は、自らの意思で『死神』の道を歩んでいく。
きっかけと出会い、力を鍛え上げ、傷つき苦しみながらも進んでいった。
そんな『一護』の成長を見守るうちに、『男』の心の中は次第に揺らいでいきます。
当初の『殺さない』ために、死神から遠ざけるのではなく、
一護の『意思』を助ける方向へと舵をきっていきます。
男は『抑え込んでいた』力を一護に託して、身を引けることに『喜び』を感じれるように。
一護の成長をずっと傍らで見守ることが出来た「これ以上の幸せはない」
『斬月』の一護を見る優しい瞳から零れ落ちた雫は、一護との『別れ』を思っての涙のように思えました。
滅却師との戦いに向けて、動き出す
『斬月』との別れで、自分自身の力を手に入れた一護。
二枚屋王悦が作り上げた『新たな斬魄刀』は、親衛隊たちも驚く【二本の斬魄刀】でした。
一護は、新たな【斬魄刀】を前に、今まで守ってきてくれた、力を貸してくれた『斬月』と『虚』に、語り掛け、自らの力で戦い抜こうと決意する姿は、とてもカッコよく、幻想的な場面でした。
一方、戸魂界の方でも『動き』始めます。
日番谷隊長は、奪われた『卍解』を切り捨てて、戦いに備えるため『漸術』の基礎稽古から始めます。
九番隊では、一人でも多く『卍解』ができるようにと、六車隊長が檜佐木副隊長の稽古をつけることに。
十二番隊では、涅マユリ隊長と副隊長の二人が、他の隊士が驚愕するほどの『何か』を作っている模様。
そして、新たな戦いに向け、各々が準備をするなか、滅却師の方も動き出します。
ユーハバッハの前に現れた滅却師の服を纏った『石田雨竜』の姿。
自分自身の力を受け入れた『一護』と、
滅却師として戦うことを決めた『雨竜』の行く先は、どうなるのでしょうか。
2023年7月から、第２クール【BLEACH 千年血戦篇ー訣別譚ー】の放送が決定となりました！
新たな第２クール告知PVが、公開されているのでぜひお楽しみに！！
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いかがでしたか？
お届けしたのは、天衣無縫の調のさくらでした。
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