戸魂界で起こった甚大な被害
竜之介が所持していた伝令機が鳴り響く。
伝令期から聞こえたのは、戸魂界で起こった現状の報告と、それによって起きた悲しい報せだった。
一番隊副隊長『雀部長次郎』が、敵の攻撃を受け、絶命したとのこと。
一番隊隊士116名、全員が殺され、甚大な被害になったもよう。
前話では、攻撃を受けながらも、一言一言振り絞って『卍解』について話そうとする雀部副隊長の姿があったので、すぐに四番隊の治療を受けて助かるのだろうと思っていました。
しかし、一護たちや、竜之介、志乃が耳にしたのは、聞き覚えがありすぎる一番隊副隊長『雀部長次郎』の突然の死。
一番隊の”雀部副隊長”といえば、護廷十三隊総隊長”山本元柳斎”を傍で支えていた人と、若い隊士の中でも有名な方でした。
話の序盤のうちから、繰り広げられた衝撃の展開。
戸魂界で、今後起こる『見えざる帝国』との戦いは今後、どれほど厳しいものとなっていくのか。
そして、一番隊の雀部副隊長のように、悲しい結末を迎えてしまう死神が出てきてしまうのでしょうか。
不測の事態は、別の所でも始まっていた
空座町の見回りと称し、死神の姿で出てきた一護でしたが、自分の頭のさらに上から、聞き覚えのある叫び声と、タックルに見舞われます。
一護の元に突っ込んできた相手。
それは、かつて一護たちと行動を共にしていた、破面こと、”ネル・トゥ”でした。
*破面とは、死神の力を得ようとする虚の一団のこと。
または、仮面を外し、死神の力を手に入れた虚そのものを指します。
その中でも、”ネル・トゥ”は『十刃(エスパーダ)』と呼ばれる、
大虚のアランカル中でも、さらに”数持ち”特に優れた殺戮能力を持つメンバーのうちの一人です。
そして、そんな彼女が虚圏から現世の一護の元へ。
「助けてっす」
震えて、泣きながら一護に訴えてくる”ネル”の態度から、虚圏の方でも”何か”が起こり始めているようです。
虚圏を襲う敵。
新たな王として、虚圏に君臨していた”ハリベル”を筆頭に、何体もの破面を連れていかれ、嘆くペッシェとネルの二人。
敵の目的とは、いったい何なのか!?
破面を狩ることを楽しむ男『キルゲ・オピ―』
タイミングよく現れた”浦原喜助”の案内によって、虚圏に来た一護たち。
彼らが見た光景は、想像よりも悠に酷く、生きている破面が誰一人としていない現状だった。
本来、虚圏では燃えることのない岩や砂が、焼き払われるという敵の圧倒的な攻撃力の高さ。
『見たこともない敵の攻撃』
破面の面々は、統率するすべも見失い『逃げる』という選択肢しかなかったよう。
一方、捕縛対象となった破面・虚たちをさらに選抜する『キルゲ・オピ―』という人物が現れます。
彼を演じている声優さんは、山寺宏一さんです。
山寺宏一さんといえば『七色の声を持つ声優さん』としても有名ですが、他にも演技力と声質の幅広さに定評があり、人間役から、機械的な音や動物の声など様々な役を演じることができる声優さんでもあります。
そして、今回演じている”キルゲ・オピ―”ですが、初っ端から、かなり癖のある話し方だったり、セリフも『変人・変態』がにじみ出る濃いキャラクターのようです。
「もし、死にたくない、仲間になりたいというのなら、土下座して靴を舐めるような体制で、お願いしてください」
テンション高く言い放つこの場面は、キャラクターと山寺さんの声がよりマッチしてて、より面白さが際立っていたと感じました。
『選抜』と言っているわりには、テンポよく次々と破面を殺していく”キルゲ・オピ―”
途中、ハリベルの従属官の三人に襲われるも、攻撃をサラリと交わし、普通に勧誘を進めて罵倒されるシーンは面白いです。
また、話の最後には、強気な態度で吠えてた彼女たちを平然と返り討ちにして、微笑む姿に不気味さとカッコよさを感じました。
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いかがでしたか?
お届けしたのは、天衣無縫の調のさくらでした。
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