みなさん、こんにちは!
四畳半神話大系第三話が公開されました!2010年にアニメ化され、その年のメディア芸術賞大賞を受賞した今作、今回も、第三話の概要と見所、内容を少し考察していきたいと思います!
第三話の概要
物語冒頭、「私」が最高性能の自転車で坂道を下るところから始まります。その自転車を背後からふんだくっていったのは「自転車にこやか整理軍」。大学を中心に、あらゆるところから自転車を巻き上げてそして二度と戻ってこない、そうして悲嘆に暮れている所でオープニングに入ります。
「私」が入ったのは自転車サークル「ソレイユ」。一見楽し気な自転車サークルでありながら、その実態はガチガチの自転車サークルでした。「私」に運動会系の経験など無く、彼らに着いていけずどうにも無意義な1年を過ごしてしまいました。今回は、半魚人のような男「小津」に唆されることなく順調に1年を無駄にしてしまいました。その後、彼が取った行動は「最高性能の自転車を手に入れること」。貧弱な彼にとってまさに最高の選択肢、まさに死に物狂いで自転車を手に入れようとしました。そうして手に入れた自転車を強奪され、彼は途方に暮れてしまいました(ここで冒頭に戻ります)。
結局、昔ながらの愛車であるママチャリを使って試合に出ようとしましたがトラブルが重なり結局夜までかけてもゴールできませんでした。しかも、1位でゴールしたのは神を自称する変人「樋口」、「私」の自転車を使っていたのです!これにはさすがの「私」も憤慨、やりどころのない怒りを抱えて一人ふて腐れていると、そこを通りがかった「明石さん」に拾われます。彼女は現在「鳥人間」の機体を制作しており、そのパイロットに「私」を抜擢したのです。少し迷いながら、彼はこれを承諾、小津の紹介から「城ケ崎先輩」の師匠とし肉体改造に励み、鋼の肉体を手に入れます。
しかし、ご存じの方はご存じかもしれませんが、「鳥人間のパイロットは瘦せていた方が有利」なのです!「私」の肉体改造は徒労に終わってしまい、パイロットを降ろされてしまいました。またしても時間を無駄にした彼はここで「自転車にこやか整理軍」に遭遇、しかも、その首謀者が憎き小津であることを知ってしまいます!彼らは明石さんの機体をふんだくろうとしましたが、小津に絆され、結局明石さんに「自分が首謀者である」と濡れ衣を着せられてしまいます。そこで初めて、この機体が「自由飛行部門」のものであることを知ってしまいました。
「私」は過去の自分の行動を後悔し、「あの時、小津と出会わなかったなら」「あの時、別のサークルを選んでいたなら」と考え、そして時計台が出現、第四話へとつながります。
小津と私のランデブー!どこまで行くか悪の道!
今回は、過去の話とは違い、「小津によって私が悪の道へと引きずり込まれてしまう」までを面白おかしく描いています。今までは小津と一緒に悪事を行ってきた「私」がどのようにして彼と行動を共にしていくのかがじっくりと描写されています。今回のお話で、「私」は基本的に、小津のせいで散々な目に遭っていることも少しわかりましたね…。果たして、皆さんは、今回のお話、どう思いましたか?「私」がかわいそうだと思いましたか?それとも、ことごとくチャンスを逃す「私」を滑稽に思いましたか?私はちょうど半々くらいですかね?
特に、「私」の頑張っているのに全く報われないその有様は、ひどいとは思うもののどこか面白い、喜劇を見ているような気分になります。次回こそは、「私」は報われるのでしょうか?次回が楽しみですね!(多分無理ですけど…)。
城ケ崎先輩の再登場!意外な人物が味方に?
今回のお話は、実はアニメオリジナル、原作には登場しないお話だったのです!まあ実際、原作は全4話しかないためお話を埋めるためにはアニメオリジナルまみれ、ということにはなりますが。ですが、決してクオリティが低くなったなどということはありません、むしろ、原作にあっても全く違和感のない、極めて高品質な森見登美彦ワールドが繰り広げられていました!
今回、気になったのは、「城ケ崎先輩」です!彼は、前回「私」及び「小津」と敵対していましたが、今回では、むしろ「私」の迂遠な努力を陰ながら手助けするサポート役となっています。「私」が憎かったり恨みを買っていた人物でも、別の世界線では仲間になっていたりするということを指し示しているのではないのでしょうか?次回では、また別の人物が敵に、また思いもよらぬ人物が味方に、パラレルワールド作品の醍醐味ともいえるような要素がようやく見えてきました!次回も非常に楽しみです!
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いかがでしたか?
お届けしたのは、天衣無縫の調のさくらでした。
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