8話ではとうとうレオの過去の核心が描かれます。
第2回カクヨムWeb小説コンテストファンタジー部門で大賞を受賞した「勇者、辞めます〜次の職場は魔王城〜」。
兵器として産まれたレオの心に変化を産んだ出来事とは?本編でチェックしてみてくださいね!
「架け橋のエイブラッド」と、レオの静かな決意。
今回の物語はシュティーナが読書中のレオを呼びに来るところから始まります。
どうやら魔王エキドナは、レオ扮する黒騎士オニキスを配下に迎え入れるつもりのようです。
レオは彼女に「魔王軍に入りたがっていた本当の理由も正体も今日全て明かす」と伝えます。
しかし「正体を明かす適切なタイミングはこちらで伝える」とシュティーナも協力姿勢。
最初のころの不信でピリピリとした空気は微塵も感じられません。
手はずの確認を済ませると、話はレオが読んでいた本のことに移ります。
その本の名前は「架け橋のエイブラッド」。
実はこの本、以前の話でも出てきています。
レオにとって、そして魔王エキドナにとって大事な本のようですね。
実際にどの話でこの本が出てきたのかは、こちらで過去話を見て確認してください!
レオの価値観の礎とは?明らかになっていく真実!
話は過去の回想に移り変わります。
まだ人間性を獲得する前の、単なる人造兵器だった時のレオは、とあるインプと出会います。
そのインプは人を害して暴れ回る悪魔などではなく、ただ人間界への移住を求めてやってきた知性ある存在でした。
レオは彼を捕虜として送り届けるために、確保班の元まで共に歩きます。
その最中に、彼らはお互いのことを知り合い、語り合います。
「他人に名乗るということは自分の産まれた証を残すこと」
そう言ったインプはレオに自分の名前を教えます。
彼の名前はエイブラッド。
そう、彼こそが今回の冒頭で出てきた本に描かれた人物、「架け橋のエイブラッド」だったのです。
彼らが一緒に肩を並べて歩いたのは僅かな時間だったようですが、
その短い旅の間で彼が話したことは、レオのアイデンティティに大きな影響を与えたようです。
そして再び今の時間に舞台は移り、レオは魔王エキドナの所に向かう……。
というところで、今回の話はエンディングを迎えます。
人造兵器の価値観を変えるほどの、エイブラッドの話とは?
それは、本編を見て確認してみてください♪
話が大きく動き出す予感に、ワクワクが止まらない!
今回は、とうとうレオの過去の核心に当たる部分が語られました。
レオが「人類を守る」という使命を以って生み出された兵器だったというのは今までにも語られていたことです。
ですが、使命を果たし、人類に平和が訪れた後もレオの人生は続いてしまいます。
人類を守るという目的のために生み出された存在であるにも関わらず、人類に危機が訪れなければ生きる目的を失ってしまう。
この矛盾を過去のレオがどう解消したのかは語られていません。
もしかしたら、彼は今までその矛盾を抱えたまま孤独を抱えて生きていたのかもしれません。
ですが、目的を失うというのは目的から解き放たれるということでもあります。
そしてレオは、魔王エキドナの侵攻を防ぐことで再び人類を守るという目的から解き放たれました。
そんな彼が魔王軍の元で叶えようとしていることとは?
それが分かるのは次回以降になります。
さて、特に私が注目したいのは今回のエンディングです。
今までのエンディングで流れる映像は、それまでのコミカルなストーリーに合わせた牧歌的なものでしたが
今回のエンディングで流れる映像はシリアスなものに変わっています。
これからのストーリーは、大きく話が動き出すことが予想されます。
次回以降のために、今までの話をおさらいしておいてもいいかもしれません♪
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いかがでしたか?
お届けしたのは、天衣無縫の調のさくらでした。
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