転生する前の尚文とキョウのあり日しの姿。
広く浅くオタク生活を楽しむ尚文と、居場所のない現実世界を『悪夢』と呼び、自ら逃げ出したキョウ。
異世界に召喚されて、与えられた役割をただこなしてくだけが正解か。
それとも、自らの力で切り開いてエンジョイするのが正解か。
力を得たことで引き起こされた最悪の波。
尚文は、大切な仲間と共に、キョウ・エスニナに挑みます。
次々と明るみなるキョウの非道な行い
絆と仲良くなったヨモギは、彼女からの信頼にこたえるべく、
尚文たちをキョウの研究所へと案内します。
研究所内には、キョウの手によって実験された『研究材料』と呼ばれる者が多数いました。
その様子を見たリーシアのオドオドした態度から、あまりよくない研究をしているのが分かります。
さらに、尚文たちの前に現れた『カズキ』の元従者たち。
彼女たちは、カズキを元に戻してもらうべくキョウの言葉に従った結果、人間と白虎の複製体を融合した『キメラ』と化していました。
他にもカラスのような真っ黒な羽を片腕に持った者や、亀の甲羅のようなのを背負った者など、キョウにいいように言いくるめられて『駒』として、扱われることに。
ラフタリアの素早い一撃で彼女たちを倒しますが『キメラ化』した彼女たちは、負けていませんでした。
元従者たちの『カズキ(主)』を想う強い意志。
しかし、そんな彼女たちをキョウ・エスニナは嘲笑います。
「ちゃんと生き返らせてやった」と話すキョウの横に立っていたのは、以前とは全く見る影もない『カズキ』の姿。
器というだけの存在となってしまった『カズキ』、彼の中には『鏡の眷属器の所持者の魂』を無理やり入れるという実験の数々。
両目の大きさは違い、傷だらけ、体はやせ細り骨が浮き彫りという、もはや人間とはいえない姿。
一抹の希望を願っていた彼女たちには、悲しすぎる展開となってしまいました。
尚文を飲み込もうとするラースシールド
キョウ・エスニナへの怒りを沸々とため込んでいた尚文は、極限の状態でラースシールドを発動します。
尚文の怒りをワザと爆発させるために、キョウは盛大に煽ります。
見ているこちら側も腹が立ってくる、言い回しとニヤニヤと嘲笑うキョウの表情。
「奴隷紋と魔物紋を使っているくせに、大切な仲間なら奴隷になんてする必要ないよな」
キョウの言葉は鋭い刃のように、尚文の心を刺していきます。
それにより、尚文の『怒り』は、『憤怒』へと変わっていく事に。
盾から聞こえる「我を使ったな」という、不気味な声。
今こそ我と一つに、と言い放つドラゴンのような影と文様。
加えて、今まで一緒に戦ってきたリーシアへの暴言の数々。
尚文の口から出てきた「尻軽女」「醜悪」「目ざわり」とラースシールドに眠っていた『何か』が尚文に言わせているのか、それとも、尚文が実際に思っていても蓋をしていた本音だったのか。
全てが、キョウ・エスニナの思惑通りに進んでいると思っていた矢先、首を締められながらもカッコよく笑うリーシア。
加えて、周りからはよくない関係だと思われているラフタリアやフィーロとの関係。
最初は『打算』だったとしても、今では「大切な仲間」として尚文が二人を扱っていると諭すリーシア。
必死に尚文の中にいる『何か』に訴えかけるリーシアの行動、表情、全てがカッコいいです。
『四聖勇者たる』役目に揺れる尚文
「波に対抗する、それが四聖勇者の役目」不気味な声は己の強い力を餌に、尚文を取り込もうと誘います。
「役目」という言葉に反応し、揺れ動く尚文の心。
「全てを燃やし尽くす」という力に手を伸ばしかけた尚文を止めてくれる存在、オストが目の前に現れます。
彼女の尚文に対して世間話をするように、優しく、語りかける姿に『この展開は熱い!!』と感動しました。
加えて、『役目』という言葉に揺れていた尚文にかける、オストの言葉が素敵だと思いました。
「貴方の役目は、貴方自身で決めればいいんです」
誰かに左右されるのではなく、決められた役目をこなすのではなく、自分で決めた道にみんながついてきたり、待っていてくれるのだと、オストは伝えたかったのではないでしょうか。
さらに、オストの「みんなが待っています」という言葉と、尚文の意識が戻った瞬間に見えたラフタリアとフィーロの姿や、キョウの攻撃から庇っていたリーシアの後ろ姿など、オストの言葉とリンクしているように見えたのが胸アツ!でした。
尚文の盾に残っていた「オスト(霊亀)の最後の力」と、いつの間にか仲間になっていた『鏡の眷属器』の力が合わさり、諸悪の根源だったキョウ・エスニナを倒すことが出来ました。
絆たちの世界との別れ
キョウ・エスニナを倒したことで、尚文のステータス画面には『complete(コンプリート)』の文字が浮かび上がります。
『波』が消えてしまったこともあり、次の『波』まで待つ予定で、祝勝会や釣りなどをすると絆たちと話している矢先、尚文たちと絆たちの『別れ』はあっという間にやってきました。
「1分もない」とあっけらかんと話す尚文。
ラフタリアもフィーロも、リーシアも、アッサリと別れを告げる姿が面白いです。
尚文の絆への「またな」というセリフ。
次に会う約束を絆にしていく、尚文のさりげない優しさがカッコいいです。
元の世界に戻った尚文たち。
別の異世界のこと、自分たちの世界のこと、次に復活するであろう『鳳凰』のことなど、次々におこる問題に『大切な仲間たち』と絶対に守っていくと決意する尚文。
戦いの中で変わり出した尚文の心境に、次からの展開が楽しみになってきます!!
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いかがでしたか?
お届けしたのは、天衣無縫の調のさくらでした。
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