国王が取った良案とは？
『国王の首』を魔導国に差し出すという案でした。
確かに、国内の貴族が侵したバカすぎる行動に対して、王族として責任を取るというのは、分かる気はします。
ですが、果たして国王の首を差し出してでも、守るほどの男なのかと、
問われると『 フィリップ・ディドン・リイル・モチャラス男爵』に、そこまでの価値は無いように思えます。
なぜなら、魔導国とリ・エスティ―ゼ王国との間に、
多大なる亀裂を入れたのは、このおバカ男爵だったからです。
しかも、この国王の案が通ってしまった場合、その後のリ・エスティ―ゼ王国を纏めていくのは、第二王子のザナックであり、父として、大人として、国王として、本当に取るべき案だったのか疑問に思います。
加えて、この案『国王の首を差し出す』に対しては、ザナック王子や他の貴族たちは、誰一人聞いていなかったようです。
周囲は驚きのあまりざわつき、ザナック王子に関しては驚愕の表情をしていました。
しかし、ただ一人、ラナー王女だけが例外でした。
父親である国王の案に驚くことなく、表情一つ変えなかったのがとても気になりました。
水面下で動き始めていた、魔導国
リ・エスティ―ゼ王国に、魔導国の使者として訪れた宰相アルベドは、魔導国国王アインズからの言葉を伝えることに。
「魔導国は王国に対し、宣戦布告をする！！」
兵を動かすのは、今から一か月後の正午。
加えて、王国が先にエ・ランテルを襲撃した場合は、一か月よりも前に始めるとのこと。
アインズからは「カッツェ平野の時のような大きな魔法は使うつもりはないが、じっくり楽しむつもりだ」という言葉。
このことから、王国に勝機があると捉え『勝つための作戦』を立てるのか。
それとも、一か月後というのを猶予と考え、それまでに多くの民を救うべく、逃がす道を選ぶのか。
今後のリ・エスティ―ゼ王国の動向が、気になります。
一方、魔導国側は『宣戦布告』をしてから一か月の間に、ちゃくちゃくと裏から王国を攻めていました。
今回の作戦は、他国からの援軍や介入を避けるため、王国上層部が気づく前に、情報を操作し、国境を封鎖することにあるというもの。
本当なら、各都市や村などを殲滅し、住人を全て殺してしまうことが必須になってくるのですが、魔導国側から新たに出てきたキャラクター『ニグレド』と、ナザリック地下大墳墓のメイド長『ベスト―ニャ』の二人から出されたある提案により、数人だけ逃がすという手段を、アインズは取っていく事になります。
この提案が、今後の魔導国を各国へと知らしめる時に、どのように変化していくのか。
加えて、各階層守護者たちがこの提案を受けて、どのような判断をとっていくのか、気になります。
敵？味方？突如現れた、謎のアドマンタイト級冒険者！！
アインズが担当することになった、海に面する大都市エ・ナイウル。
そこには、日に焼けた体格のいいおじさまが、ミスリル級冒険者『四武器』と共に、大多数のアンデットと2体のデスナイトを観察していました。
彼の名は、ナイウーア伯爵。
貴族っぽくない口調でとユーモアを駆使して、部下たちの緊張をほぐす手腕は、見ていて面白いです。
また、ナイウーア伯爵と共に戦う、ミスリス級冒険者『四武器』のメンバーのうち一人もまた、自分の欲望に忠実な面白いキャラクターです。
＜ミスリル級冒険者『四武器』＞
| 名前 | 声優さん | 職業 |
| スカマ・エルベロ | 喜多村英梨 | 戦士（今回の防衛の指揮官） |
| リリネット・ピアニ | 金元寿子 | 神官（ショタコン） |
| 盗賊 | 柳田淳一 | 盗賊 |
| 魔法詠唱者 | 杉崎亮 | 魔法詠唱者 |
大盾を持ったデスナイトの進軍により、戦いが始まります。
マジックキャスター部隊で、魔法攻撃を仕掛けますが、あまり効いておらず領地内に入られてしまします。
戦士スカマは、仲間であるリリネットと魔法詠唱者から、強化の魔法をかけてもらいデスナイトと対峙しますが、魔導国のデスナイトは、巨大な体をものともしない俊敏な動きで、ミスリル級冒険者『四武器』をドンドン追い詰めていきます。
一体でも捌ききれないデスナイト。
二刀流のナイトウォーリアが合流したことで、冒険者たちは窮地に立たされます。
しかし、突如現れた『アドマンタイト級冒険者』により、状況は一変。
魔導国のデスナイト2体は簡単に倒され、アインズの作戦が失敗したのでは？と、思った守護者たち。
「想定通りだ」
アインズの言葉とは、いったいどういう意味なのか！！
次回の展開が、ものすごく気になりますね！！
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いかがでしたか？
お届けしたのは、天衣無縫の調のさくらでした。
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