秘境の大穴アビス。
伝説の探窟家である母から「アビスの底で待つ」というメッセージを受け取ったリコは
レグ、ナナチとともにアビスの真相に挑むのであった。
原生生物の猛攻に遭い窮地に立たされたファプタ。
瀕死の彼女を救ったのは成れ果て村の住民たちでした。
彼女は何を思い、何を成すのか。
いよいよ迎えたメイドインアビス最終回!
本ブログでも最も人気の高い本作品の結末を、皆さんもお見逃しなく!
果てぬ姫君と守護者
物語はファプタとガブールンの出会いに遡ります。
ファプタがまだレグと出会う前、偶然入った洞穴の中に
損傷した姿のガブールンがいました。
ガブールンたち干渉器と呼ばれる存在は言語を話すことができるため、
言葉を知らないファプタは、彼とのコミュニケーションを通じて言語を習得していきます。
ファプタやガブールンの名前も、この時お互いに名付けたようですね。
これまでファプタとガブールンの関係性が深く語られることはありませんでしたが
互いに名付け親だったとは…
ファプタは姫、ガブールンはその守護者という由来の名前ですが、
二人の関係性はもっとそれ以上の大切な存在だったのかもしれません。
場面は代わり、リコたちが成れ果て村に来る前の場面になります。
プルシュカを奪い、リコとナナチの毛髪を取ったファプタの真意が、ここで明かされました。
白笛が真の力を発揮できるようにと、村の技師の元にプルシュカを届けるのですが、
リコやレグと直接話したがらないファプタは、これまでの形相とは全く異なり、
とっても可愛らしいですね!
彼女に「照れる」という勘定があるのは意外でしたw
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ワズキャンが最後に見た未来とは?
原生生物の驚異を何とか逃れたリコ、レグ、ナナチたちは
今にも息絶えようとしているワズキャンの元を訪れます。
「ここに来てよかったか?」という彼の問いかけに対し、即答で良かったと答えるリコ。
これだけ大変な思いをしてもそう答えられるあたり、りこは生粋の冒険者であり、
物語の主人公であることを改めて実感させられます。
自身の成し得たかったことをリコたちに託し、ワズキャンは朽ち果てていきました。
彼は結局最後まで悪なのか、理想に取り憑かれた狂者なのか、それとも夢を抱いた主人公だったのか、正体がはっきりとしないまま最期を迎えましたね。
そんな正体がわからない存在だったからこそ、
物語の展開が読めずにワクワクする事ができたのだと思いますので、
この作品の立役者と言って良いでしょう。
彼の見た未来を残るものに託し、安らかに眠りについていきました…
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パッコヤンとヴエコの関係性
リコと行動を共にするうちの一人パッコヤンは、はぐれてしまったヴエコのことを心配します。
パッコヤンはヴエコと同じガンジャの一員で、生き残っている数少ない隊員です。
これまでずっと引きこもっていたヴエコと再会するものの、
ファプタや原生生物のいざこざから声をかけられずにいました。
ワズキャンとベラフが去ってしまった今となっては、
かつての仲間はヴエコただ一人になってしまいましたから、より一層彼女のことが心配なのでしょう。
一方のヴエコは村の中でリコを探しつつも、考えに耽りながら放浪します。
村のまもりはファプタに破られ、原生生物の手によって更に荒らされており
かつてあった村の守りは崩壊し始めています。
アビスの呪いも例外ではありません。
階段を上がるヴエコの体は、みるみる内に崩れ始めます。
成れ果てとなるということは、自分がまだ人間であるということを実感しつつ、
彼女は死を覚悟します。
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いかがでしたか?
お届けしたのは、天衣無縫の調のさくらでした。
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