秘境の大穴アビス。
伝説の探窟家である母から「アビスの底で待つ」というメッセージを受け取ったリコは
レグ、ナナチとともにアビスの真相に挑むのであった。
第六層にたどり着いたリコたち、ある朝目覚めるとプルシュカが奪われていることに気づき
犯人の形跡を追ってついた先には…
奪われたプルシュカとは?
奪われたプルシュカを探し、知性のある成れ果てたちの集まる村にたどり着いたリコたち。
プルシュカというのは、リコの持つ白笛のことです。
この世界では笛の色で探窟家としてのレベルを識別しており、
白笛は最も位の高い笛で、5つしか存在しないものと言われております。
『メイドインアビス 深き魂の黎明』で登場したボンドルドも白笛を持つ一人です。
おぞましい思想を持つ彼ですが、その狂信的な研究者としての姿勢からして
探窟家としての腕は優秀だった、ということなのかもしれません。
一方、ボンドルドと出会った時点でのリコはまだ白笛を持っておりませんでした。
また、彼とは最終的に戦うこととなりますが、最初は敵対しておらず
一緒に住むボンドルドの娘とも非常に仲睦まじく過ごしておりました。
そして、最終決戦の最中、ボンドルドの手によって彼の娘が犠牲になったことが判明します。
上昇負荷を回避するための肉壁となった彼女の名前は『プルシュカ』
そう、リコの持つ白笛の正体は、ボンドルドの娘プルシュカの変わり果てた姿だったのです。
ボンドルドとの戦いを制したリコたち、
その時、突如として犠牲となったプルシュカから白笛が発生します。
(作中で詳しい説明はされていませんが)プルシュカは生前からリコたちと一緒に旅がしたいと口にしていたため、
そんな彼女の思いが白笛への変化を実現したのかもしれません。
そんなプルシュカが、成れ果てによって何らかの加工をされている現場に出くわします。
プルシュカが壊されるのではないかとレグは声を荒げますが、リコはプルシュカが嫌がっていない、とレグを制止します。
成れ果ての案内人マジカジャによると、今のプルシュカは本当の姿になっておらず
楽器の形となることで、強度が増し精度も上がると言います。
これまで登場した白笛と比較しても、プルシュカは石のような様相をしているため
発生した状態から加工されて初めて本当の白笛となる、ということなのでしょうか。
今後のプルシュカの存在、そしてその力にも注目していきましょう!
価値の市場とは?ミーティに守られるナナチ
マジカジャの案内で成れ果ての村を探索するリコたち。
そこには成れ果てたちが営む市場が栄えていました。
価値の市場とよばれ、物も物以外も『価値』で交換するこのコミュニティーの中では
価値を奪うことは最も重い罪とされています。
市場を営んでいることや、略奪が罪だとされている点から
成れ果てとなっても知性は残っており、集団として統制の取れたコミュニティーを形成しているということが伺えますね。
そんな成れ果てですが、彼らの姿は自分自身の欲の形を象徴しているものだとマジカジャは言います。
欲を持ってアビスに挑んだものが、上昇負荷によってその欲に応じた姿になるというわけです。
ナナチも成れ果て一人ですが、彼女はしっかりと命を持っており、
その理由は、とても強い欲に守られているからこそのようです。
そう言われてナナチが思い出したのは、友人のミーティのことでした。
ナナチはもともと普通の人間でしたが、ボンドルドの実験により異形の姿になってしまいました。
その際,一緒に上昇負荷を受けたのがナナチの友人ミーティ。
ナナチとミーティはボンドルドによって、同時に上昇負荷を受け
その際、ナナチの上昇負荷の一部をミーティが肩代わりするという実験が行われました。
ナナチの上昇負荷は軽減され、かろうじて人間の姿を留めていますが
代わりにミーティは上昇負荷を一身に受け、その体は完全に異形へと変化してしまいました。
その変化により、不死となってしまったミーティ。
彼女を開放すべく、ボンドルドのもとから一緒に逃げ出したナナチは
リコたちと出会い、レグの力によってミーティーを眠りにつかせてあげることを叶えるのでした。
ファプタの正体…ガンジャの時間軸
市場を探索し終え大通りに出たリコたち、興味を示す成れ果てたちが集まってきます。
その中の一人によって、リコたちと行動をともにしているメイニャが怪我を負ってしまいます。
リコにとってメイニャは一緒に旅をする仲間の一人。
価値なんて決められないほど大切であるとリコが口にしたその瞬間
甲高い鳴き声が響き渡り、加害者の成れ果てに対して黒い泥のようなものが襲いかかります。
精算と呼ばれ、自分の持つ価値より高い価値を傷つけた際
自分の持つ価値を奪われるという、この村でのルールがあるのです。
そして、自分の持つ価値では精算しきれない場合は、自分の体を奪われることとなります。
成れ果ての体が剥がされていく場面は、メイドインアビスらしい残酷な描写で
一気に緊張感が高まりましたね。
可愛らしい絵柄と圧倒的な緊張感のギャップが、この作品の見所の一つです。
精算された分の価値を受け取ったリコ、この村の宿屋に案内されます。
腰を落ち着かせたのも束の間、成れ果てがどこかに向かって一斉に向かう様子、
ついていったその先には『ファプタ』人間の言葉で姫と呼ばれる一人の成れ果てがいました。
その姿と演出からして、ファプタはヴエコたちと行動をともにしている原住民の女の子『イルミューイ』で間違いないでしょう。
成れ果ての姿となったイルミューイ、どんな経緯でこの姿となったのか想像が膨らみますが、
この状況からしてヴエコたちガンジャパートは、リコたちよりも過去の時間の物語で間違いないと思われます。
ここからリコパートとガンジャパートのリンクも深まってくるかと思いますので
ますます期待が高まるばかりです!
みなさんもぜひご注目ください!
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いかがでしたか?
お届けしたのは、天衣無縫の調のさくらでした。
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本ページの情報は2022年7月時点のものです。最新の配信状況はU-NEXTサイトにてご確認ください。
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