「よふかしのうた」、累計発行部数250万部の今作のアニメも、残り2話となってしまいました。前回のお話から揺れ動くコウ、ナズナや鶯餡子といったキャラクター達との会話から、どのような行動を取るのか?
今回も、第十二夜のあらすじ、見所、最終話についてお話していきたいと思います!
第十二夜のあらすじ
前回、吸血鬼の男性から襲撃を受けたコウ、アキラ、真昼。そこを救出してくれたミステリアスな探偵「鶯 餡子」の言葉で、「自らが吸血鬼について何も知らない」ことを自覚してしまったコウ、今回は、そんな彼のモノローグから始まります。
コウは、いつも通りナズナの家に遊びに来ました。しかし、浮かない顔をしていることが一発でバレてしまいます。事の顛末を話すコウ。結果的に、自らの思考を整理することができ、彼は始めて「吸血鬼が怖い」と口に出し、自覚することができました。
「ようやくかよ」そんな彼の発言を優しく抱き留めるナズナ。コウは、怖いと感じつつもそれでも彼女と交流を深めたい、そんな考えに至ったのです。
その後、コウの家に遊びに来たナズナ。初めてのお家訪問に少し興奮気味のナズナ。そんな彼女ですが、コウの心境変化に更に一石を投じ、彼の悩みを更に加速させることになります。
「今の状況が楽しいのは、それが『非日常』だから」「吸血鬼なんていうのは退屈なだけ」。それは、ナズナの長い年月から得た知見だったのです。
その場は流れ、街中で再び探偵「鶯 餡子」と再会するコウ。自らのことをある程度調べ上げている彼女はコウにこのような選択肢を提示します。「人間のままに生きるか、吸血鬼となって自らに殺されるか」。前者なら自分が責任をもって安全を確保するし、後者なら自分が楽に殺してあげると言います。
結局、その場でどちらかを選ぶのを拒否したコウ、ここで奥の手として彼女はなんと警察に通報、コウの深夜徘徊を告げ口してしまうのです。その場は必死に逃げたコウですが、自分の居場所を奪われていっている感覚に意気消沈。公園の遊具でうずくまってしまいます。
その場に現れたのは、以前コウと接触した吸血鬼「蘿蔔 ハツカ」。彼女の目的とは?ここで第十二夜が終了し、次回、最終夜に続きます。
コウの複雑な内心の描写が秀逸!
今回は、最終話前のお話にふさわしく主人公のコウにフォーカスされ、彼の心情変化と徐々にぐちゃぐちゃになっていく内心がつぶさに表現されていました!
真昼との会話で、コウは自身がどうなりたいのかを改めて考える契機となり、その後ナズナとの対話で自らがどうなりたいのか、今後どう生きていくのか、中学生というモラトリアムに発生する問題が一気に彼の脳内に巻き起こりました。
そして、最後に探偵との邂逅。彼女との会話、ほぼ一方的な話でしたが、コウは吸血鬼となるべきなのか、それとも人間として生きていくのか、生き方を選べと突きつけられます。ここでもコウは悩みますが、探偵の恫喝じみた発言に嫌悪感を覚え、その場では決断を伸ばしました。
コウは、次回最終回でどのような決断を下すのか?
最終話にコウが選ぶ選択肢とは?
次回、第十三夜で「よふかしのうた」が最終回を迎えます。いままでの総括ともなる次回、今回のお話を踏まえ、コウはどのような決断を下すのか?
今回のお話を鑑みると、探偵の言うことに従って人間としての道を歩む、という決断はなさそうです。となると、吸血鬼となって生きていくことを決断するのでしょうか?しかし、こちらも第十一夜のお話を鑑みると、ただ単純にこちらの道を選ぶという可能性も低そうです。
キーキャラクターとなりそうなのは、やはり「七草 ナズナ」と「鶯 餡子」の二人になるでしょう。片や吸血鬼としての夜の道、もう片方は人間としての道を、それぞれの選択肢を象徴するような人物たちです。この二人如何では、新たな選択肢が発生することも考えられます。次回、この二人の行動に注目です!
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本ページの情報は2022年9月時点のものです。最新の配信状況はU-NEXTサイトにてご確認ください。
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