「陰の実力者になりたくて!」第九話が公開されました!累計発行部数200万部を突破する今作も第九話、学園襲撃編も最後の回になります。仮面の男の正体とシドの衝突、テロリストとのバトルも一先ず終結になります。シドと、シェリーの哀しい入れ違いに胸が苦しくなります。今後、どうなってしまうのか⁉
今回も、第九話のあらすじ、見所、今後の展開についてお話していきたいと思います。
第九話のあらすじ
前回のあらすじ、主人公シド・カゲノーは異世界転生者、「陰の実力者」にあこがれる末期中二病患者の彼は「シャドウガーデン」を率いて、表世界ではモブを演じつつ裏では陰の実力者に向けて日々暗躍生活を続けていきます。
学園に襲撃したテロリストを順調に排除するシド、そしてシェリーの機転により、学園全体を覆っていたドームが解除、学生たちの反撃が始まりました。
その瞬間、テロリストを囲む黒ずくめの集団が登場。「シャドウガーデン」を名乗り、シドと共に行動する女性たちです。瞬く間にテロリストを蹂躙するシャドウガーデン、一先ず窮地は凌ぎました。
その後、シドは個人で行動、夜の学長室に向かいます。そこにいたのはテロリストのリーダー格、謎の仮面男、シドはとっくにその正体に気づいていました。
そう、誰あろう、学園の副学長でありシェリーの義父、ムスラン・バーネットだったのです。彼はかつて剣士として闘技会で優勝するほどの実力を持っていましたが、その直後に病気に罹り、剣士としての全てを失ってしまいました。
そんな時、シェリーの母親と結婚、シェリーの義父になります。彼女は優秀な科学者であり、アーティファクトの研究に携わっていました。彼女を利用し、アーティファクトを使って自らの病魔を治療しようとしたムスラン、しかし妻に拒否され、あろうことか彼女を惨殺してしまいます(無論、シェリーはこの事を知りません)。
シドと一騎打ちになり、妻を殺して手に入れたアーティファクトの力を利用して急激に肉体を強化するムスラン。しかし、シドはそれをにべもなく一蹴。かつて自らの妻にやったやり方と同じように、彼を殺してしまうのでした。
義父が死ぬ瞬間を見たシェリー、号泣の果てにその場に膝から崩れ落ちてしまいました。
こうして、テロリストの襲撃事件が幕を閉じました。何ともビターなエンドの中、シェリーは海外に留学することにしたとシドに報告します。なんでも「やらなければならない事が出来た」と。
結局、それは何なのかシドには伝えず、彼女は旅立ってしまうのでした。
ここで第九話が終了し、第十話に続きます。
戦闘シーンがアツイ!シリアスな展開に胸が苦しくなる‼
今回は、前回までのシュールギャグから一転して、バトルとシリアスの入り混じった展開でした。
全体として、バトルの比率が高く、その点ではとても満足度が高かったように思います。前半のシャドウガーデン VS 偽「シャドウガーデン」、そしてラストバトルになるシド VS ルスラン・バーネット、両方ともかなり一方的なバトルにはなりましたが、今までのストレスやヘイトの溜まり方かた、ある種の爽快感すら感じるボコボコ具合でしたね。
そして、後半の展開、このラストであるシーンは胸打たれるシリアス展開には情緒が揺さぶられました。シェリーの気持ちを想像するだけでとても辛くなってしまいます。彼女の「やらなけらばならないこと」とは一体何なのでしょうか?
シェリーの心情が悲しくなる…。シドの覚悟にも注目!
今回の一番の被害者は、おそらくシェリーだったでしょう。テロリストの襲撃に巻き込まれ、危うく命を落とす危機に陥り、そして最愛の義父を失う。一日で起こったことが多すぎて、彼女は膝から崩れ落ちてしまいました。
最後に語った「やらなければならないこと」、これは、もしかすると義父の敵討ち、すなわち「シドの殺害」なのではないかと思うのです。そのために、海外に留学してアーティファクトを研究し、密かに準備をすることに決めた…のかもしれません。
そして、シドはそんな彼女の気持ちを受けることも覚悟の上でした。「自らがすべての罪を引き受ける」、それは、たとえ罪なき人の殺意だったとしても、シドは覚悟のうえでそれを受け入れる、そう心に決めていたのです。
さて、次回以降どうなっていくのか、残り話数も少なってきました。次回以降も楽しみです!
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いかがでしたか?
お届けしたのは、天衣無縫の調のさくらでした。
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本ページの情報は2022年11月時点のものです。最新の配信状況はU-NEXTサイトにてご確認ください。
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