ディルクのことになると熱くなるデリア
神官長フェルディナンドとマインの間で、マインが貴族になった時に、ディルクと貴族契約をすることを目標に、今しばらくは孤児院で面倒を見ていくと、決定した矢先でした。
神殿長と繋がりのあるデリアに、ディルクの養子縁組先の話がバレてしまいます。
ディルクと引き離されると考えたデリア。
主人であるマインに掴みかかり、大きな声を出し、思いのたけをぶつけます。
「私に無断で勝手に決めるなんて!!ひどい!」
自分の大切な家族だと愛情深く、ディルクのお世話をしていただけに、反発の声が分かるのも理解できます。
ただ、デリアのこの発言は、少し、ディルクに対して、のめり込みすぎな感じがします。
デリアは、マインの側仕えとして、部下として、主人が決めたことに口を挟む立場ではありません。
加えて、ディルクのお世話は、孤児院のみんなで交代で行っています。
そのことがデリアの念頭から外れているのでは?と思うくらい「私とディルク」と発言しているのが、とても気になりました。
進み始めた色インク作り
染色工場に務めているマインの母・エーファの助言のおかげで、マインは色を定着させることができる『定着材』について知ることができました。
意気揚々と『定着材』作りに取り掛かろうとするマインを「ルッツ&ギル」のコンビが止めにかかります。
二人の息の合った、コンビネーションが可愛く、頼もしいです。
そして、どうやら絵をかくためには『定着材』が必要不可欠なことは、マイン以外の側仕えは知っていたようです。
一方、『定着材』のことを知らなかったハイディは、考え込んだままフラフラと他の絵具店に入り込み、店員に怒鳴れ、夫に呆れられます。
「絵具を混ぜると黒くなってしまう謎」について頭がいっぱいのハイディ。
結果より、原因究明の方に興味のある彼女は、マインから「基礎研究」のためなら、少しばかり出資すると、嬉しい言葉を貰えます。
そして、本を作るための組織『グーテンベルク』に、インクを作るハイディとヨゼフを加えるつもりだとマインは嬉しそうに語ります。
マインによる、マインのための『グーテンベルク』が、着々と進んでいく様子が面白いです。
次々と起こる神殿長に関連した騒動
マインの父・ギュンターの仕事先である東門で、一騒動起こることに。
領主の許可を得ていない紹介状で門を通ろうとしたことで、兵に止められた他領の貴族が騒動を起こした模様です。
そして今回、紹介状を送った相手が、神官長フェルディナンドたちが警戒している相手、神殿長だったのです。
加えて、今回の騒動の最中にもう一つ、動きがありました。
ディルクと他領の貴族による養子縁組です。
それも、デリアが主であるマインがいない間に黙って起こした行動によるものでした。
主であるマインの厳しい顔つきとは、打って変わってニコニコと笑顔のデリア。
泣き始めると顔に発心が出るディルクを心配して取った行動だったようです。
しかし、今までデリアに対して素っ気ない態度を取っていた神殿長の手のひらを反すような、にこやかな笑みと、ディルクが成人するまではデリアも一緒にいていいという好待遇に、神殿長が何がしたいのか分からないので、不気味で仕方ありません。
マインに迫り始めた危機
神官長フェルディナンドからの「許可証を偽造している可能性があるから、気を付けろ」という伝言が、ギュンターの部下たちに行きわたっていなかったというミスが発生し、先日起こった東門の騒動で、一度追い返したはずの貴族の馬車が、再度入国してしまうという事態に。
事の重大性をいまいち理解していない東門の兵士オットーと、「騎士団には連絡したのか!!」と噛みつく勢いで話す下級貴族騎士ダームエル。
報連相が上手くいってないと、ここまで危機感に温度差が出てきてしまうのだと、怖くなりました。
ダームエルが急いで騎士団へ赤い閃光を放ちます。
騎士団に要請が行くとなれば、もう安心だと一息ついている時でした。
一瞬の隙をついて、マインはトゥーリと共に迫る魔の手によって、捕まってしまいます。
マインを攫った人間とはいったい誰なのか、そしてマインはどうなってしまうのか!!
次回のお話がとても気になります!
「本好きの下剋上」を見るなら、U-NEXTで!
いかがでしたか?
お届けしたのは、天衣無縫の調のさくらでした。
「本好きの下剋上」は今なら「U-NEXT」で視聴できます。
無料のトライアルで見れちゃいますので、ぜひお試しくださいね♪
コメント