嘴平伊之助は鬼殺隊の剣士であり、炭治郎の同期です。
常に上半身を露出して、頭には猪の被り物をしていて
とても特徴的な容姿をしています。
実は、女の子のように綺麗で整った顔立ちをしているので
それを隠すために被り物をしているみたいです。
善逸からは「気持ち悪いやつだな、むきむきしてるのに女の子みたいな顔が乗っかっている・・・」
なんて言われていましたね。
伊之助は刃先の欠けた日輪刀2本で戦う二刀流の剣士です。
育てによる訓練を受けていないので、「獣(けだもの)の呼吸」は
自分で考えた技です。
自分が縄張りにしていた山に一人の鬼殺隊院が来た時に、
力比べをして刀を無理やり奪い取ったんです。
そして「鬼殺隊」や「鬼」の存在を知り、
強い者と戦いたいという想いだけで最終選別に向かい合格しました。
炭治郎たちと顔を合わせる前に下山していたため、
実は最終選別の合格者は伊乃助を含めた6人でした。
せっかちな伊之助らしいですね。
伊之助は赤ちゃんの時に母親に捨てられています。
子供を亡くしたばかりの猪に出会い、育ててもらいました。
なので女の子を足蹴にしたり、手掴みでものを食べたりします。
そして言葉は喋れますが、読み書きは出来ません。
言葉が喋れるのは、山にあった民家で暮らしていたおじいさんから
餌を与えてもらったり、絵本を読み聞かせてもらっていたためです。
山で育ったので並外れた感覚を持っていて、
自分自身に向けられた感情を感じ取ることができるんです。
特に殺意に対してはとても敏感なので、敵の攻撃の察知もできます。
私が好きな型は「獣の呼吸 漆(しち)の型 空間識覚」です。
優れた触覚をさらに研ぎ澄まし、大気の微細振動を捉えることで広範囲の索敵を行います。
簡単に言うと、少し離れた場所に居る鬼の居場所がわかるんです!
那田蜘蛛山では空間識覚を使い母蜘蛛のいる場所まで、
炭治郎を飛ばしてくれましたね。
伊之助が母親に捨てられた理由は160話の上弦の弐 童磨と
対峙したときに明らかになりましたね。
童磨と伊之助に繋がりがあるのにはびっくりしましたが、
伊之助の戦闘心をさらに煽ったのではないでしょうか。
そして伊之助は「母は自分を捨てたのではない。」と気付いたはずです。
童磨に殺されないように、我が子の幸運を願い、謝罪を込めて
崖から落としたのです。
この決断のおかげで伊之助は今日まで無事に生き延びてこれました。
母琴葉は伊之助へたくさんの愛情を注いでいました。
記憶には残ってないかもしれませんが、母の愛情は体の一部として生きているはずです。
最初こそ自我が強くとにかく決闘!弱味噌!雑魚!などと言っていましたが、
炭治郎や仲間たちの優しさに触れたり、
藤の家紋の家のおばあさんが身の回りのお世話をしてくれる度に
ホワホワしていた伊之助。
このホワホワするところが本当にかわいくて
見ている私もホワホワしています。
人の優しさや愛情に触れて、協調性や信頼を学びます。
だから今こうして仲間と協力することが出来ているんだと思います。
様々な巡り合わせが伊之助を成長させ、
正しい場所へ導かれているような気がします。
我流「獣の呼吸」は鬼殺隊の中でも、伊之助しか使えない技
なので今後の活躍も楽しみです!
いかがでしたか?
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