ユーハバッハが語る、山本元柳斎重國
最強の卍解を繰り出し、ユーハバッハを追い詰めたはずだった山本元柳斎。
しかし、倒したはずの相手は偽物で、真のユーハバッハの一撃にあい、体を両断されてしまいます。
上半身が切られ、下半身は崩れ落ちることなく立ったままな、山本総隊長の姿を見るのは辛く感じました。加えて、両断されてもなお、ユーハバッハのマントを掴む、山本元柳斎の執念には驚きました。
ユーハバッハは、語ります。
「なぜ、藍染と戦った時に、右腕を治さなかったのか」
黒崎一護と共に行動している、井上織姫の能力を使えば、右腕を治すことが可能だったという事。
左腕だけで、第6話のような戦いができていたのですから、万全な状態だったら、なお『死神』が勝つ選択が増えていたかもしれません。
では、なぜそのままにしたのか。
「人間を利用したくなかったから」
藍染との戦いの時も、『人間』の黒崎一護を巻き込みたくなかった。
戸魂界だけでなく、人間界をも背負い、戦い負けてしまったと。
ユーハバッハは、山本元柳斎を「弱くなった」と言います。
滅却師殲滅後、平和によって守るべきものを増やし、慈しみ出したことで、かつての殺伐とした『殺し屋』集団だった護廷十三隊をも、惰弱の一団とさせたと。
ですが、後継を育てようとしている場面の山本元柳斎の表情は、とても穏やかだと思いました。
また彼を失ったと分かった他の隊長たちの反応や、享楽春水の慌てようをみるに、とても慕われていたのだと感じました。
朽木白哉からの涙の『最期の頼み』
山本元柳斎を倒したことにより、滅却師の戸魂界の殲滅が再び開始されます。
次々と殺されていく、隊士たち。
そして、彼らの魂もまた、次々と消えていきます。
戸魂界の悲惨な状況を目の当たりにした、黒崎一護。
阿散井恋次、朽木ルキアの所在を確認後、瀕死の重傷をおっている朽木白哉の元に現れます。
護廷十三隊の隊長として、瀞霊廷を踏みにじった輩を倒すこともできず、多くの仲間である隊士たちを失い、無様に敗北したことを赤裸々に語る朽木白哉。
そして、黒崎一護にだからこそ見せた、弱弱しい姿と悔しさ・悲しみからくる『涙』に、朽木白哉の黒崎一護への信頼があるのでは、と思いました。
「頼む……、戸魂界を守ってくれ」
朽木白哉の思いのこもった一言に、多くを語らず、怒りのこもった霊圧で答える、一護の後ろ姿はカッコいいです。
黒崎一護も知らなかった、驚愕の展開
滅却師の長、ユーハバッハの元へ、己の斬魄刀を投げつけた黒崎一護。
行く手を阻むようにして、落とされた刀を握る一護の姿は、既にボロボロでした。
しかし、一護の瞳は怒りに満ちていて、ユーハバッハと剣を交える気満載。
極限にまで高められた霊圧は凄まじく、そんな中で力を奮う一護の姿に『怖さ』を感じるほどでした。
一瞬たりとも気を抜けない攻防。
怒り任せではありますが、ユーハバッハと渡り合っているのは凄かったです。
途中、ユーハバッハに捕まり、剣で首を刺されてしまう場面は驚きました。
なぜなら、人間で、尚且つ死神として活動してる黒崎一護が、滅却師が使用する『血装』という技を使用し、難を逃れたからです。
『血装』とは、血管の中に直接霊子を流し込み、攻撃力と防御力を飛躍的に向上させるという、
滅却師が使う戦闘技術です。
そして、ここで新たな疑問が浮かびます。
【なぜ、黒崎一護は、滅却師の力を使うことができたのか】
ユーハバッハいわく、黒崎一護を足止めに使っていたキルゲ・オピ―の能力【監獄】に閉じ込められたことよって、周囲にあったキルゲの滅却師の霊圧をも取り込み、己の力として使ったため、一護の中に眠っていた霊圧の中の『記憶』を呼び起こす引き金となり、使えるようになったのではということ。
加えて、キルゲ・オピ―の能力である【監獄】は、同胞である”滅却師”は、封じ込めることが出来ないという衝撃の事実!!
黒崎一護は、死神代行であり、滅却師でもあったのか!?
そして、敵であるユーハバッハの口から出てきた、一護の母『黒崎真咲』の名前。
一護を瀕死状態にしてでも、連れ帰ろうとするユーハバッハの心意とは?
強力な戦力を失った戸魂界の今後の展開が、どう進んでいくのか気になります。
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いかがでしたか?
お届けしたのは、天衣無縫の調のさくらでした。
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