2022年春アニメキングダム

「KINGDOM~キングダム~」第4期第4話「屯留攻城戦」考察、二回目。討伐軍の思惑。

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陰で立身出世していた壁将軍

 今回、討伐軍の大将として全軍を指揮するのがお馴染みの(へき)です。信の立身出世の見事さに忘れてしまいそうですが、出会った頃、一兵卒の信に対し壁はまだ千人将でした。二年前の合従軍戦の時も千人将として参加していた信に対し、壁は3千人将として参加しています。

 そして今回、壁は将軍としての初陣を迎える事になったのです。表向きは王弟・成蟜の反乱を鎮圧しに来た討伐軍。裏の目的は罠に嵌められた可能性の高い成蟜を助ける為の軍隊です。

 ただ、実際に反乱を起こし自分たちを倒そうとする反乱軍は趙軍とも連携して純粋な兵力では上回ります。それを押し返し屯留の城を奪い返す戦いの最中に成蟜の救出まで行うのはかなり難解。だからこそ、壁軍を助ける為に派遣されたのが飛信隊です。

珍しく同じ場所で戦う信と羗傀

 その飛信隊の方ですが、隊長の信がこの時点で4千人将副長の羌傀(きょうかい)が千人将。二人の部隊を合わせて5千人の独立遊撃軍という、特殊部隊がこの時の飛信隊です。他に結成時から副長を務める渕(えん)さん騎馬隊を率いる楚水(そすい)が副長を務めていますが、既に階

級では羌傀に抜かされています。

 それだけ戦いの天才として羌傀の評価が高いとも言えるのですが、同時にそれだけの戦果を挙げて出世したのでしょう。この信と羌傀は言うまでもなく飛信隊の最高戦力。広い戦場で二人を集結させるのは決して得策ではないと軍師の河了貂(かりょうてん)が語る程、戦場では群を抜いた輝きを放ち抜群の突破力、破壊力を見せ付けます。

 そんな二人を集結させなければならない程、今回の作戦は急を要し、同時に追い詰められてもいます。どんなに速く包囲を掻い潜って向かっても、救出する成(せいきょう)の身柄は相手にあり、まずい状況になれば全てを成蟜の責任にしてその首をはねる準備が相手に出来ているからです。飛信隊としては、出来る限りの事をやる。後は運次第。そういう気持ちだからこそ、少しでも早く突破できるように珍しい信と羌傀を集結させる作戦に出たのです。

嬴政はこんな事、信にしか頼めない

 今回、この難しい任務を飛信隊が託された訳ですが、別の言い方をするなら贏政(えいせい)が信に頼んだ仕事という事が言えます。六年前、王弟・成蟜による反乱が起こった時。呂不韋(りょふい)の魔の手による刺客が贏政の元に放たれた時。いつもここ一番贏政の身を守るのは信の仕事でした。

 それは、信が最も頼りになる武将だからではないと思います。残念ながら現時点では信よりも強く頼りになる武将は他に居ます。それでも信に依頼するのは、最も信頼されている武将だからです。

 絶体絶命の状況で互いに背中を預け茨の道を歩いて来た。信と贏政にはそういう、特別な絆があります。これはタイミングや状況の問題もありますが、他の武将では経験のない事です。贏政は信の前だと国王ではなくまだ成人していない若者に戻れる瞬間があり、同時に信にとっては漂(ひょう)と共に憧れ王騎が道を示した「天下の大将軍」を照らす光が贏政の理想なのです。ある意味で贏政が居るから真っ直ぐな飛矢のような信でいられるとも言えるでしょう。

 そんな特別な関係だからこそ頼まれた今回の作戦。贏政の願い。瑠衣の祈り。そして信の矛。どうか間に合って欲しい。救出して欲しい。成蟜の命運がどうなるのか、次回いよいよ決着となりそうですね。

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いかがでしたか?
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