更木剣八が抱いていた違和感の正体
”卯ノ花八千流”との戦いの最中に幾度となく落ちる意識。
何度も何度も、意識が落ちて目が覚めては戦いが始まるというもの。
この違和感の正体、それは、戦いの最中に自らの力を封じていた”更木剣八”に本来の力を取り戻させるために、”卯ノ花”が行っていた『何度も死線をくぐらせる』というもの。
昔、初代『剣八』を名乗り、強者を求めていた”卯ノ花”。
そんな彼女のもとに現れた幼い子供の更木。
『至福』
かつてないほどに感じた、幼き”更木”との斬り合い。
互いが、これまでにない程『戦いへの喜び』を感じていました。
そして、唯一『敵』と認識できた相手である”卯ノ花”との『ギリギリの戦い』によって、起こってしまった悲劇。
戦いへの楽しさを選んだことで、幼き”更木”は、自分の力を少しずつ押し固めて封じてしまいます。
それは、その後の戦い方にも直結していきました。
黒崎一護に『ギリギリで敗北したのか』
ノイトラ・ジルガに『ギリギリで勝利したのか』
極限にまで自分の力を封じた”更木剣八”でしたが、いつ頃からか、この状況が変わり始めます。
『強敵と戦い、死線をかすめる度に、自らにかけた枷を砕き、昔の更木に戻っている』というもの。
このことにより、”卯ノ花八千流”は、”更木剣八”を何度も殺し、癒しを繰り返して『元の更木』に戻す行動をとっていきます。
残酷な行動のようにも思えますが、”更木剣八”にとったら、一番早い『力』の戻し方なのかもしれません。
世界でただ一人、”卯ノ花八千流”を喜ばせた男
『剣八』という名は、ただ一人にしかつけられない。
”更木”との戦いで、とうとう卍解を繰り出す”卯ノ花”。
彼女の卍解『皆尽』
刀身から血のような液体があふれだし、卯ノ花の周囲を覆い尽くします。
血の池のような、全てが血で染まった空間を作り出し、回道(回復術)を使わなくても、回復する能力のよう。
加えて、血の刃のようなものを飛ばし、相手を攻撃。
”卯ノ花”から繰り出される、斬撃の数々。
斬られては起き上がり、彼女との戦いで築き上げていく”更木”の力。
そして、ようやく気づいた『戦い』への、”更木”の思い。
「戦いが好きだ、自分じゃどうにもならないくらい」
戦闘狂ともいえる発言に、『更木らしさ』が滲み出ていると感じました。
一人の時代に『剣八』という名は、一人だけ。
次なる『強気もの』を殺すためか、育てるため、どちらかの選択肢だけ。
そして、”卯ノ花八千流”がとったのは、次なるものに『殺される』というもの。
役目を終え、微笑む”卯ノ花”は、とても綺麗だと感じました。
『鳳凰殿』二枚屋王悦による試練
次なる離殿に吹っ飛ばされた一護と恋次。
『鳳凰殿』
超絶テンションが高いグラサン男、二枚屋王悦。
零番隊第三官であり、二つ名は「刀神」。
見た目チャラ男で、聞き取りづらいラッパー口調で、一護たちもタジタジ。
しかし、そんな二枚屋の実力は、戸魂界において「斬魄刀」を創り出した刀匠でした。
彼がいる離殿では、死神は誰一人おらず、人だと思っていたモノたちは全て「斬魄刀」。
本来なら、死神である一護や恋次ならづくはずが、自分の『斬魄刀』を折ってしまうという「LOVE」が足りない現状により、「斬魄刀」の見分けがつかなくなっているのでは、ということ。
そして、そんな一護と恋次を襲う『浅打』たち。
『浅打』
6千名を超える、護廷十三隊隊士全員が院生時代に一時的に渡され、隊に正式に入隊したときに授与される”無名”の斬魄刀。
寝食を共にし、練磨を重ね、己の魂の精髄を刀に写し取り、己の斬魄刀を作り上げるための刀。
そんな彼らが、一護と恋次に対して「斬魄刀の使い方」を分かってないことに『怒り』を露わにしていると。
死神vs浅打 どちらが上か、一護と恋次は『浅打』に勝つことはできるのか!!
「BLEACH 千年血戦篇」が気になったら、「U-NEXT」で!
いかがでしたか?
お届けしたのは、天衣無縫の調のさくらでした。
「BLEACH 千年血戦篇」は、今なら「U-NEXT」で視聴できます。
無料トライアルで見れちゃいますので、ぜひお試しくださいね♪
コメント