今回は鬼殺隊最高位の柱でありその中心を担う隊士、
岩柱悲鳴嶹嶹行冥についてお話していきます。
最前線で強力な鬼と戦い続ける柱の中で
最年長、最古参である悲鳴嶹さん。
信頼の置ける思慮深さも備えているので
曲者ぞろいの柱をまとめる存在です。
誰に対しても気性の荒い不死川実弥でさえ
悲鳴嶹さんには敬意を払い敬語を使います。
鼻の効く炭治郎は「悲鳴嶹さんだけ匂いが違う」
強さにこだわりのある伊之助からは「初めて会った時
ビビッときた」と発言していて、
鬼殺隊最強と見立てられています。
仲間からの信頼も熱いことがわかりますね。
瞳孔のない白眼をしていますが本人の口から
盲目であることも明かされました。
ですがそんなことは関係ないと言えるほど
かなりの実力者です！
悲鳴嶹さんが使う岩の呼吸は防御力に
優れているように思えます。
斧に鎖鉄球がついた特殊な武器を使っていて、
その攻撃力は鬼舞辻の肌に傷をつけるほどの威力です。
悲鳴嶹さんの悲しい過去が明かされたのは
昔自身のお寺で身寄りのない子供たちを
引き取り育てていました。
ある夜１人の子供が鬼に遭遇してしまい、
自分が助かるために命乞いをして
悲鳴嶹さんと他の子供たちを差し出します。
鬼が侵入しすぐに４人の子供が殺され、
異変に気付いた悲鳴嶹さんは
残る子供たちをどうにか守ろうと必死になりました。
自分の傍を離れないよう子供たちに言いますが
この頃の悲鳴嶹は気弱で痩せていて
さらに盲目のため頼りにされず逃げ出してしまい
すぐに鬼に殺されてしまいました。
たった１人だけ傍を離れなかったのは
最年少の沙代という少女だけでした。
悲鳴嶹さんは沙代をどうにか守ろうと
夜が明けるまで必死で鬼の頭を殴り続けました。
しかし朝になり駆けつけた人に沙代は
「あの人は化け物。みんなあの人が殺した」と
言ったのです。
鬼はの光で消滅してしまい証拠もなく
悲鳴嶹さんは殺人の罪で逮捕され死刑囚となってしまいました。
その後真実を知ったお館様が助けに来てくれて
その強さを見出し柱へ勧誘しました。
そして鬼殺隊員となったのです。
見えない敵と戦うことの恐怖は相当なものだと思います。
そして沙代にだけは労ってほしかったと言っていましたが
実は沙代の「あの人が殺した」というのは
悲鳴嶹さんではなく鬼のことを指していました。
目の前に鬼が現れ他の子供たちが殺されたショックで
まともに会話ができなくなってしまったため
大人たちは悲鳴嶹さんだと判断してしまったのです。
沙代は現在１４歳になりましたが
不本意で悲鳴嶹さんに濡れ衣を着せてしまったことを
後悔していて謝りたいと思っているそうです。
いつか再会することができて真実を知れたら
悲鳴嶹さんは救われるのではないでしょうか。
「あぁなんということだ・・・
勘違いをしていたのは私だったのか・・・」
などと言っている悲鳴嶹さんが見たいですよね。
そのような過去から警戒心が強く、
鬼だけでなく子供に対しても厳しい見方をするようなってしまいました。
ですが元からあったまっすぐな優しさや
真っ当な慈悲深さは見失っていないと感じます。
裏切られたと思っている沙代に対しても
あの状況だから仕方ないと援護もしていました。
悲鳴嶹さんの想いに心打たれた方も多いのではないでしょうか。
今後の活躍も期待大です！
いかがでしたか？
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