今回は蟲柱胡蝶しのぶについてお話していきます。
呼吸は蟲の呼吸の使い手で、水の呼吸から派生した花の呼吸から
また派生した、しのぶオリジナルの呼吸です。
年齢は18歳です。大人っぽく見えるのでもっとお姉さんかと思った方も
多いのではないでしょうか?
身長151cmの体重37kgと、とっても華奢で小柄なんです。
女子の鏡ですよね。憧れます。
趣味は怪談話で、好きな食べ物は生姜の佃煮です。
薬の調合を生業にしている両親の元に姉のカナエと二人姉妹として産まれ、
愛情いっぱいに育てられました。
穏やかで幸せな生活を送っていましたが鬼に襲撃され両親を殺されてしまいます。
姉妹は間一髪のところで岩柱の悲鳴嶼行冥に救われます。
その後「隠」に悲鳴嶼の所在を聞き姉妹で尋ね、鬼殺隊に入隊したいと懇願しました。
最初は受け入れなかった悲鳴嶼ですが、ある試練を乗り越えたことで二人を認め
育てを紹介しました。その後最終選別に合格し入隊となります。
姉のカナエは花柱となりますが、十二鬼月で上弦の弍である童磨に殺されてしまいます。
カナエの仇を撃つため血を吐くような鍛錬の末、柱となります。
実は昔のしのぶの昔の性格は今とは真逆で、
思ったことを全て口に出してしまうとても活発な性格だったんです。
きっとそれが本来の性格なのですが、
優しすぎるカナエの口調、仕草、立ち居振る舞いなどを真似して、
今は亡き姉の想いを引き継いだんだと思います。
しのぶは鬼殺隊唯一の鬼の首を斬れない剣士ですが、鬼を殺す毒を作った
ちょっとすごい人なんです。
毒は何種類も調合し用意してあり、日輪刀に仕込んであります。
鬼の強さや性能に合わせ的確に使い分けているので、
後出しの天才、毒使いとも呼ばれているみたいです。
首は斬れないのですが、押す力、突く筋力は柱の中でもずば抜けており
岩を貫通するほどの威力なんです。
なんと水の呼吸、雫波紋突きよりも早いみたいです。
これには水柱の富岡さんもびっくりでしょうね。
鬼に対しても和解を提案する平和主義者のしのぶですが、
和解の内容は人間もドン引きするような強烈な拷問を提示します。
上弦の弍堂磨を殺すことだけを考えて生きていたしのぶ。
一年以上の時間をかけて藤の花の毒を摂取し続け、血液や内臓全てを毒に変え
その体自体が毒としての機能を果たすように準備していました。
毒の量は致死量のおよそ70倍。
体重40kg以上の鬼の体に入った場合、自分でも制御できないほどの毒量となります。
しのぶの体は毒に侵され、いつ死んでもおかしくない状態だったと考えられます。
堂磨を確実に殺すために自ら死を選び、はじめから死ぬことを前提としていたんです
143話で、上弦の弐童磨の体内に吸収され死亡します。
吸収される間際にカナヲが駆けつけますが、間に合わず取り込まれてしまうのです。
童磨は、全身がドロドロに崩れ落ち、立つこともままならない状態。
そして毒で弱りきった童磨を、カナヲと伊之助が追い詰め、ついに首を切断するのです。
上弦の弐に勝てたのは、しのぶの捨て身の罠のおかげです。
しのぶの気持ちを思うと涙が出てしまいました。
両親を殺され、さらにはたった一人の姉まで殺され、家族を失った悲しみと怒りで鬼に対しての憎悪はとても計り知れません。
本当はすごく怒っているけど、すごく悲しいけど、
姉が好きだと言ってくれた笑顔を絶やしたくはなかったんだと思います。
常に微笑み、感情が分かりにくいしのぶの内なる怒りを嗅ぎ分けた炭治郎へ
「君が頑張ってくれていると思うと、私は安心する。気持ちが楽になる。
きっと君なら出来る。どうか禰豆子さんを守り抜いてね」
と、鬼と仲良くするという自身の夢を託すシーンは彼女の想いに心を打たれます。
彼女の心情を意識しながら漫画を読み返してみると、言葉の重みやまた違った世界観を
感じられるのではないでしょうか。
いかがでしたでしょうか?
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